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mRNAワクチンは、新しい技術を用いたワクチンとはいえ、1990年代からじっくりと温められてきた技術であり、確かな歴史の積み重ねがあります。また、それぞれ被験者4万人という非常に大規模な試験で有効性と安全性が確認されています。
もちろんまだ分からないこともありますが、急速にデータが蓄積され、有効性の持続性についても期待が持てるようになってきました。
また、超低温管理などの課題もありますが、こちら米国では接種開始からすでに2ヶ月ほどが経過し、運用の問題というのはあまり多くなくなってきたようにも感じています。
未だかつてない大規模なワクチン事業になりますから、予定外のキャンセル、トラブルなども生じると思います。しかし、それに対する苦情や不満は、事態をさらに悪化へと陥らせてしまいます。
少し寛容に、皆で協力しながらこのワクチン事業を成功させ、一日でも早く安全で安心のある生活を取り戻さなければいけませんし、そんな気持ちでご協力いただければと思っています。
ワクチンを受けてもマスクを取れないのはその通りですが、その先には、マスクのいらなくなる日々が待っていると思います。
今回承認されたファイザーとビオンテックのワクチンは、マイナス75℃の超低温で保管する必要があり、全国の自治体でスムーズに接種する体制を整えるには課題も多いと感じます。
でも、記事で紹介した「練馬区モデル」のように、小分けにして移送する手間をとっても、できる限り安心して接種を受けられる体制を整えようと、自治体も最大限の努力をしています。
また、日本は米国や欧州、中国など昨年から接種が始まっている国から見ると遅れてのスタートですが、その分、有効性や安全性に関する情報は蓄積されています。特にmRNAワクチンの有効性の高さについては、多くの専門家が称賛しているところです。私自身、昨年春に取材を始めた当初は、治験でこれほど良い結果が出ると予想もできませんでした。
(15日午前9時半、追記)
人間は、「メリットよりもデメリットを強く感じてしまう」という習性を持っています。ワクチンを接種するか、接種しないかを判断する場合には、接種する場合のデメリットと接種しない場合のデメリットを比較する方が合理的な判断ができます。
接種する場合のデメリットとは接種部位の痛みや倦怠感などの「よくある軽い副反応」やアナフィラキシーといった「非常に稀だが重篤な副反応」があります。接種しない場合のデメリットは、「接種した人よりも20倍、コロナの感染リスクを抱える」ことや「接種した人よりもコロナで重症化しやすい」ことで、ほとんどの方(特に高齢者や基礎疾患がある方)は後者を避けたいと思うのではないでしょうか。
また、妊婦に関して臨床試験のデータは不十分であるものの多くの国で接種可としているのは、後者のデメリットがあまりにも大きいためです。
‘’だが、同社の治験には疑問の声も挙がっている。というのも、解析対象者の2割強については、2回の投与のうち1回目で、誤って規定量の半分の量が投与されていたのだ。
不思議なことに、2回とも規定量だったグループだけでみると有効性が62.1%だったのに対し、1回目が低用量だったグループはそれを大幅に上回る90%だった。
また、重症化するリスクの高い高齢者のデータが重要なのにも拘らず、1回目が低用量のグループは全員55歳以下で、全体でも56歳以上の参加者は12%と少なかったことも批判の一因となっている‘’
どれだけ有効かは分かりませんが、受けてみようと思います。mRNAという新たなチャレンジを。
体内と体外を隔てる粘膜面で感染を防いでくれるのが「IgA」抗体です。これらのIgA抗体やIgG抗体の産生を増強してくれるのが、実はお腹の中に住んでいる腸内細菌が作る短鎖脂肪酸という成分。これは腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解することで作ってくれますので、ワクチン接種に加えて、お腹の中にいる腸内細菌たちも元気にしておくことが重要ですね。