ターゲットはミレニアル&Z世代、「みんなの銀行」は若年層を取り込めるか
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カードレスという部分に若干の懸念を感じています。ミニマルという思想は分かりますが実利があるとは思えません。Apple Cardですら物理カードを発行します。あれはチタンで所有欲を高める以外にタッチ決済が出来ない場面でのバックアップという意味があります。
顧客データのプロファイリングをマーケティングやクロスセルに結びつけるのであれば同行のデビットカードでの支払いを通じた解像度の高い支出履歴の取得は欠かせません。であればバーチャルカードやスマホでのタッチ決済だけではなく物理カード「も」発行して全ての支出シーンを可能な限りカバーしない手は無いはずです。
この辺り懸念もありますが、案外サービス開始時にはシレッと物理カードも出してくるかもしれません。
また若年層をターゲットとする一方で収益が上がるのは保険やローンといった金融商品の販売機会が増える次の人生ステージだと思います。獲得した若いユーザーをメインバンクとして使い続ける長期的な顧客として維持できるかが鍵だと思います。
注目のコメント
親銀行が地銀だろうがメガだろうが、ユーザー本位の操作性とコンテンツで全国ブランドになれることを証明してほしいです。
ネットバンクではなくデジタルバンクであるこだわり、邦銀初のGoogleクラウドをITプラットフォームにしたチャレンジなど大きな期待をしています。地銀はデジタル化することで、地域に過度に縛られず、全国をカバーして成長できるはず。デジタル特化の銀行であれば、本店が東京にあろうが、大阪にあろうが福岡にあろうが利用者は気にしないはずです。
この取り組みは、地銀がこれまでのような「再編」や「統合」によってではなく、地銀の枠組み自体を捨てて新しい業態に転換する可能性を示しています。
徹底したユーザー目線に立てばメガバンクや既存のオンライン銀行と戦っても十分勝ち目はあると思います。ビジョンも素晴らしいし、実行力もある。
是非実現してほしい。
欠かせないのがデジタル領域のパートナー企業。
銀行領域だけでもデジタルの幅がすでに広がりつつある中、この分野は「金融業とは違う戦い方」が必ず必要になるし、それが一番大事な要点でもある。
デジタル領域への進出は1企業だけで進めるものではなくなっているので、最適な布陣を組めるかが最大の論点になると思う。