【決算グラフ】楽天が社名変更に込めた「本当の狙い」
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過去ずっと株価は低い評価を続けていますよね。わかりにくさはストーリーのなさ。業界の中にいるとしっかり賢く寄り切り相撲を続ける印象はありますが、横綱相撲ほどの力強さは感じない。でもECの成長はまだ始まったばかり。そろそろ横綱相撲をしてもいいのではないかと思います
"日本のマーケットでは、コングロマリットディスカウントを受けて、必ずしも正確に株価に反映されていないところもあると、正直に言って思います"楽天の決算詳報です。創業以来ずっと売り上げ増を続けているのは、素直にすごいの一言です。一方、最終損益は2年連続の最終赤字となり、これから2年間も赤字になる可能性は大ですが、その「しゃがみ込み」からどこまでジャンプできるか。やはり携帯事業次第です。
通信事業の参入がこのタイミングでできたのは、偶然ではなく必然だったと思います。各ビジネスの競争力が十分蓄えられ、ユーザーリーチとデータ、そこに財務余力が重なった。楽天市場と金融事業の成熟度的に、まさにというところ。もう一つ参入タイミングがあったとしたら、Yモバイル(旧Eモバイル)をソフトバンクが買収したタイミング。
「今までの100%子会社主義を少し緩めていこうという考え方があります。」
Amazonやドコモ、ソフトバンクとの競争を考えると、財務余力を前提条件にした戦略よりもエコシステム全体での競争力の強化を考えるのは自然。この方向性が出てきたこと自体は違和感はないものの、果たして「楽天グループ」だからこその付加価値をユーザーに届けることができるのか。
通信事業の成功もさることながら、それを実現するビジネスモデルの成功も必須。大きな成功のためにはまだ乗り越えるべきステップが複数残っている状況に思う。それでもこのチャレンジをできる状況にいる企業はほとんどいないことを考えると、それが楽天の凄さでもある。