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大変面白い調査。経営は極めて個別事象やその時の市場環境や会社の状況に依存するので一概には言えないという前提で、新米CEOと2回目以降CEOとで、起用のされ方や強み傾向に違いがあることについては違和感はない。

二極化、新しい価値創出への期待が大きい現代ビジネスワールドで、今後より求められる価値は、柔軟性や創造性を武器に未来を創造する力。個人的には状況をフェアに如何に認識できるかは結果に大きな差を生むと考えている。経験が状況認識にプラスに働く時もあれば、過去の成功体験や失敗体験が逆にノイズや歪みになって現実歪曲を起こしてしまうケースもあるだろう。

もう少し掘り下げて、個別企業のCEOの成功の要因と失敗の要因をヒアリングして分析すれば、より深い示唆が得られそう。


(以下抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・
これについての理由はいくつかある。スペンサースチュアートによると、経験があるCEOは昔のやり方に大きく頼り、前の会社でうまく行ったプロセスや戦略を取っていた。これは当然ながら、コスト削減重視につながった。一方、新米CEOは適応力が高く、大きな成長の推進により重点を置く傾向にあった。

CEOの経験による違いには考え方も影響していることが分かった。新人CEOに共通していた特性の中には、現代の企業を率いる上で必要とされているものもあった。同社北米CEOサクセッションサービスのキャシー・アンタレージアン共同責任者は「私たちは過去10年にわたり、好奇心や適応力、柔軟性、そして、経験則ではなく新鮮な視点で問題に対処する能力の重要性について、役員たちと議論してきた」と述べている。

ただ、経験あるCEOの業績が振るわないことには別の理由がある可能性も指摘された。経験があるCEOはしばしば、既に問題を抱えていたり、今後大きな課題に直面していることから方向転換が必要だったりする企業に起用されていた。こうした状況では、新人CEOには与えられないような困難な課題に対処しなければならない可能性がある。

一方で、経験豊富なCEOがもたらすいくつかのメリットも指摘された。CEO経験が長い人は、幅広い仕事関係のリソースを持ち、ビジネス上のネットワークが強固だった。これにより、会社の目標に対してより迅速に動くことができる。
興味深いお話でした。
CEOの実績には環境が大きく影響するし、複雑な要素が絡むのでバッサリと明快な結論づけをするのは危険だし困難だとは思います。

個人的には以下の部分が最も腹落ちしました。

(以下一部抜粋)
ただ、経験あるCEOの業績が振るわないことには別の理由がある可能性も指摘された。経験があるCEOはしばしば、既に問題を抱えていたり、今後大きな課題に直面していることから方向転換が必要だったりする企業に起用されていた。こうした状況では、新人CEOには与えられないような困難な課題に対処しなければならない可能性がある。
(抜粋終わり)

企業の直面する課題や目指すものにフィットする方を探す必要があるということですね。
投資先の幹部を選定する時にはいつも悩みます。成功には一番大事なポイントだと思います。
経営陣がぴたりとハマれば、投資ファンドは何もすることがないくらいです。笑
春風亭昇太さんが、「新ネタおろしの時は緊張するけれどだいたい大ウケする、2回目の時は慣れているけどウケは低い」と話していたことを思い出します。私も初めてのケースはドキドキしながらやりますが、2回目以降になるとどうしても「1回目の時はこうだった」みたいなものが頭にあり、目の前の参加者とうまくシンクロできないことがあります。
意外!
でも確かに、Satya Nadelaも新米CEO...

“調査を行ったのは、エグゼクティブ人材あっせん企業スペンサースチュアート。対象となったのはS&P500種株価指数を構成する大企業で過去20年余りの間にCEOを務めた855人だ。その結果は明白で、経験豊富なCEOは経験が浅いCEOと比べて中長期的な業績が振るわなかった。”
興味深い。
これは平均値では語れないだけに、個別事象も含めた詳細分析を確認したいです。
言うほど明らかな結果として出たのだろうか?

優秀な新米CEOがいたから還元率が伸びたのか?すでに実績があり報酬の高い経験あるCEOを雇えなかったが、単に時流に乗っていたと言う話かもしれない。

報酬が高どまると、金利が低いとマネー供給の意味がなくなる流動性の罠みたいな問題もあり、1億円の報酬供給の差がどうでもよく、やりがいのある仕事かが問われる可能性もある。
物事の因果関係がどちらにあるのか興味深い。
>経験があるCEOはしばしば、既に問題を抱えていたり、今後大きな課題に直面していることから方向転換が必要だったりする企業に起用されていた

難題に直面している企業が経験あるCEOを起用する傾向が高いのであれば、新米の方が成功するとは断言できません。

肝心なことは、経験値だけに頼ることなく時代や環境の変化に柔軟に対応できる人材が必要だということですね。
過去の成功体験や既成概念に捉われない、柔軟性を持ち合わせた経験豊富な方がCEOを務めれば強い。

40代からの起業というテーマで、ベテランが強いのは経験値と人脈の広さだと言われていたことに、すごく共感。

“破天荒“40代起業家が起こす令和維新
#NewsPicks #OFFRECO
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VUCAの時代になったから前の会社での経営経験が生きない、むしろ、前の会社でのCEO経験が障害になっているということでしょうかね。
CEOとしての初仕事:緊張、集中、必死、傾聴、好奇心、自分の価値や意思を見つめる、なれない分いちいち判断や指示の是非を真剣に吟味するなどの特性が表れるでしょうね。そして、経験が浅い分、経営の難易度がそれほど高くない場合にアサインされるでしょう。

一方、ベテランCEOとして何度目かの就任:実績を買われて相当ピンチの状況で乞われて就任するケースが多いでしょう。慣れている分こういう時はこう判断すればよいというような、バイアスがある可能性がある、上から目線の可能性、新鮮味を感じずモチベーションを上げそこなう、余裕、甘く見る、などなどの特長があるような気がします。

と書いたものの、個人差の方が大きいでしょうね。真の経営のプロは、上記のマイナスの要素を出さない人なのでしょう。
最近だと原田泳幸さんでしょうか。
前職までの実績の中で活かせそうなものがあるからこそ指名されるわけで。成功体験はバイアスになってしまうのだろうか。成功体験すら、バイアスを生むものとして自分の中で昇華させないといけないのか。プロ経営者も辛いものだな。