半導体の供給不足、トヨタとルネサスはどう見ているのか
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車載半導体の状況についてまとまっている記事。
下記でRikiさんやFujiwaraさんが(調達方針、フォーキャスト)、もりちゃんさん(卸・代理店のチャネル在庫)、自分がコメントした点(時間軸、物理的なキャパシティ)などが出ている。
需給ひっ迫によるチャネル在庫と二重発注、それによる半導体サイクルの増幅はいつか来た道。全員が知っている歴史だし在庫管理も進化しているが、一方で知っていても起こってきたことは世の中いっぱいあるわけで、今回どうなるか…
https://newspicks.com/news/5610545ここね。トヨタはきちんと対策を打ってきたけど、他の会社はそうではなかったということ。部品一つなくても組み上がらないわけだから、BCP対策をいかに真面目にやってきたか。2ndソースが立ち上がらない場合にもどうやって供給を確保するのかということ。SCMでtier2やtier3までリーチしてくるトヨタ案件はやりたがらないサプライヤーもあるというが、それはこの辺りのコミュニケーションコストを嫌がっているということなのだろう。
(以下記事抜粋)
「半導体供給不足のリスクはあるので、日々、週次、月次でティア1サプライヤーだけでなくその先の仕入れ先や半導体メーカーも含めたコミュニケーションをとり、状況を細かく見極める。1日10回も電話会議をやることがあると調達部門から聞いている。供給逼迫は2021年の夏まで続くという声もあるが、調達部門やサプライヤーの反応では回復は夏までかからないという感触だ」(近氏)
コミュニケーションがあってこそ、トヨタからは確度の高い生産計画を月次から3年先まで提示することができ、サプライヤーも部品によって1~4カ月の在庫をBCP(事業継続計画)対策で持つことが可能だといいます。また、トヨタでは過去に部品の供給が途絶えた経験から「レスキュー」というシステムを導入し、サプライチェーンのどこにリスクがあるかを初動で見える化する取り組みを行ってきました