1円玉は損なのか、500枚預けても預金額は「0円」…手数料の仕組み
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1円玉をsuicaに入れられないかと思って調べたら、
https://キャッシュレス.com/?p=7082
こんなのあるみたいですね。
何枚までいけるんでしょう。
設置場所は限られているみたいですが……。「1円玉は損なのか?」という切り口で、手数料の仕組みとデジタル化(キャッシュレス化)の優位性を考える記事。
銀行窓口での「大量硬貨取扱手数料」の相場が徐々に上がって来ているということを背景にしている内容です。
参考としてメガバンクの手数料体系は次の通りです。
[三菱UFJ銀行]
100枚まで無料。101枚から500枚まで550円、501枚から1,000枚まで1,100円、1,001枚以上は1,660円。以降500枚毎550円を加算。
[三井住友銀行]
100枚まで無料。301枚から500枚まで550円、501枚から1,000枚まで1,110円、1,001枚以上は1,660円。以降500枚毎550円を加算。
[みずほ銀行(2020年4月1日から)]
100枚まで無料。101枚から500枚まで550円、501枚から1,000枚まで1,320円、1,001枚以上は1,980円。以降500枚毎660円を加算。
すべて1円玉で持ち込んだ場合は手数料の方が高くなってしまいます。
記事内で紹介されている駄菓子屋などの1円玉を多く取り扱ってきた事業者の視点で見ると確かに大きな痛手になりますね。1円硬貨が事業者の手元に大量に滞留してしまわないようにした方が良いように思えます。
一方の銀行の視点で見た場合、銀行窓口の業務原価は1件当たり百数十円~数百円程度します。
よく言われる例え話ですが、銀行ではお客様から預かったお金であれば、1円でも合わないことは許されないため、数え間違いをしないための労力、事務の途中で失くしてしまわない労力がかかります。銀行再編の声が大きく高まってきている今、労力に見合う分の手数料を請求して収益を保つ必要もあります。
デジタル化が進む中、デジタルで置き換え可能な労力は”実は手数料を取らないと成り立たないコスト”と変化しています。
手数料を取られてまでもその労力は必要なのか、デジタル化できない付加価値は何か、改めて見直していかなければならない変化のフェーズです。駄菓子屋などの事業者としても、1円硬貨での支払いを続けていくのであれば、それはもう現状維持ではなくデジタル化の変化に置いて行かれるだけの損失となり得ますね。