「空飛ぶクルマ」実現へ 国土交通省 試験飛行の手引書作成へ
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現在,産学官で「空の移動革命に向けた官民協議会」「ユースケース検討会」「機体の安全性基準 WG 」「操縦者の技能証明 WG」「運航安全基準 WG」で議論が進められています.
座長を仰せつかっている「運航安全基準 WG」では,2023年に大阪万博会場の夢洲近辺の周回飛行,2025年の関空等から夢洲への海上飛行,都市上空の飛行が飛行ケースとして挙げられ,それに向けた作業を行っています.前回のWGで話題になりましたが,そのような飛行に向けて2022年にも飛行実証が始まることを想定し,今年から来年にかけて,運航要件の整理,航空法関係法規の整理と,試験飛行ガイドライン策定を始めることを確認しました.
現状,耐空証明を有しない航空機が飛行試験を行いたい場合,その申請に対する許可を国土交通大臣が出すことになっています.いわゆる航空法「11条但し書き」と呼ばれています.最近の良く知られている例で言えば,米国の大型無人機「ガーディアン」が長崎県壱岐でデモ飛行を行った.
https://newspicks.com/news/3017009?ref=user_2112738
また,サブオービタルの宇宙往還機を飛行を目指すPDエアロスペースが取得した.
https://newspicks.com/news/4683677?ref=user_2112738
空飛ぶクルマは航空機ですから,基本的には同じ手続きを踏むことになります.
【追記】日本では写真にもあるSkyDriveが機体開発で先行しています.海外から機体導入して運航を目指す企業もあります.内燃機関とのハイブリッドの機体もありますが,電動垂直離着陸機(eVTOL)が一般です.純電動では30分程度しか飛行できません.翼も無いので高速飛行・航続距離も不利です.有翼機が開発の主流と言うのは間違いです.現在の航空機に比べると低スペックの航空機を,なぜ世界は夢中になって開発しているのでしょう.
一つの事象には多角的な見方が必要です.あるモノに対し,欠点か利点の一方しか見えず,また客観的に評価できない場合,正しい判断ができない.各論はともかく,総論は役立たずです.
iPhoneを初めて見たとき,バッテリーは持たない,通話はし難い,PCに比べて操作が難しい.iPhoneは普及はしないと思った人でしょう.国内自動車会社ではトヨタが非常に熱心に取り組んでおり、Joby社へ600億円出資し、電動垂直離着陸機(eVTOL)の機体の開発・製造での協業議論を進めている。「空飛ぶクルマ」の表現はどうかと思うが、2024年頃には米国、2025年には日本でも実装が期待できるかもしれない。ちなみに、UberはElevateフライングタクシー事業をJoby社に売却した。トヨタ-Joby-Uber陣営と考えてよいのだろうか。