ゆうちょ銀、国債保有比率は22.7%に低下 CLOは増加
コメント
注目のコメント
現在のマイナス金利の制度は、貸出が制約されている業態に相対的にその負担が強く出やすい構造となっており、ゆうちょ銀行はその典型といえます。
このような厳しい状況のもと、投資適格のデット物の中で金利が水面上に出ているものを探すのもなかなか大変な状況の中で、まさに、なんとか利回りを確保しようという”search for yield"的観点から、国債からCLO等にシフトしているということかと思います。
もちろん、国債とCLOでは資本の喰い方も違いますので(ゆうちょ銀行は国際統一基準行ではありませんが、配賦資本は当然変わってくる)、ポートフォリオ管理を巡るご苦労は、かなり増えているだろうと感じます。世界最大の機関投資家、ゆうちょ銀行。ここ数年で運用チームの主要メンバーが変わってしまいましたが、引き続きポートフォリオ改革が継続されているようでGood newsですね。
JGBとAAACLOでは信用格付けも、利回りも後者の方が高いので極めて真っ当な運用だと思います。