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PEファンドの「ごはん」「ご飯」問題か、「バイアウトする」が買う方/売る方問題か、どちらを全体の概括を書く初回で取り上げるか迷いましたが、アメリカでも同様の状況と見受けられるため「本場ではー!」と言えず、バイアウトファンドをPEファンドと呼ぶたびにベンチャーキャピタルを領域侵犯してる気がして毎度気が引けるなど、悩みの深い前者としました。
初回は投資ファンド全体の中のPEファンドの位置付けや、PEファンドへどういうお金が「入ってくるか」に絞ってお届けしましたが、次回はファンドからお金がどう「出ていくか」と、出て行き方による投資の分類についてお話しし、それぞれの出て行き方が、会社の売り手の問題解決に繋がっている事をお話します。
あと、せっかく編集の野村さんに、謎のプロ集団だと名付けて頂いたので、謎のプロがどういう勉強なり鍛錬を積んでいるかも後半触れてみようと思いました。私の事例は古すぎるので、これから若い同僚に聞いてみます。
なるべく噛み砕いて、伝わる様に工夫していきたいと思いますので、1か月間よろしくお願いいたします。
日本に外資系PEファンドが本格参入し、一気に知名度を高めたのは不動産や不良債権投資といったいアセットでした。日本のバブル崩壊で大量のアセットが放出され、その受け皿となったのが外資系PEファンドでした。買い手が少なかった分、かなり割安で譲渡する結果となり、大量の利益が外資系PEファンドに流れました。

企業PEファンドは2000年前半から本格的に参入が始まっています。当時はハゲタカを揶揄され社会的にも受け入れられているとは言い難い状況でしたが、PE投資が可能なファンドも多数でてきたことで適正な競争環境が情勢され、また成功事例も多数でてくる中で徐々に社会的認知も高まってきました。金融危機以降、特に最近10年はポートフォリオの見直しの必要性も高まり、コーポレートガバナンスが強化される中、むしろ受け皿としてのPEファンドの役割がさらに求められるようになってきました。

この記事にもあるようにPEファンドに流れるマネーも年金など大きなお金になってき、ファンドサイズは大手のみならず中堅も含めて大型化してきました。それにより大規模事業、中規模事業、小規模事業、グロース事業、ターアラウンドなど多様性と住み分けも生まれ、特に大きなマネーの受け皿として大企業からのカーブアウト事業の受け皿としての重要性が高まってきました。

PEファンドは一過性のものではなく、社会インフラとして今後も継続的に役割を果たしていくと思います。
資本の集約による経営の機動性の確保、SOなどのインセンティブ活用による外部プロ人材登用による組織強化、他業種他企業のナレッジを活用した適切な経営改革アジェンダの設定、というカネ、組織、戦略の3つを同時で提供可能なのがPEによる買収です。

短期的な利益改善をゴールに置く戦略が合わなかった不幸な事例などもいくつか知っていますが、多くの企業にとっては有力な選択肢となることは間違いないですし、大企業のノンコアアセット売却やオーナー系企業の承継ソリューションとしてこれから日本での普及が更に進んでいくと思います。
「PE」に「VC」に「GP」・・いずれもニュースで目にする言葉ですが、正確な違いを説明できるでしょうか。今回はこうした「投資ファンド」の役割について、アドバンテッジパートナーズの市川雄介さんに解説いただきます。市川さんらしい「味のある文章」にもご注目ください。
偶然ですが、私も市川氏と同じ2003年からプライベートエクイティ(バイアウト)に関わっています。
もう20年近くなりますが、当時は、小説・映画の「ハゲタカ」の印象が強く、あちこちで「こっち来るな、あっちいけ」みたいな扱いを受けましたね。比較的近い業界の銀行の方々でもちゃんと相手をしてくれたのは一部の方だけでした。

当時に比べれば随分と世の中に受け入れられてきたと思いますが、まだまだ「謎の集団」なんですね。笑
こうした記事を通じて、正しい認識と理解が広まるのはとても嬉しいです。楽しみにしてます。
これから出てくるかもしれないが、いくつかコメント欄にある点について…

記事に「オルタナティブ(代替)」という言葉がある。何に対しての代替なのかというと、上場株や債券など、取引がしやすいもの。取引がしにくいという「違うリスクを取る」ことで「違うリターンを得る」ともいえる。
累計リターンで見ると、株が圧倒的。それは債券・貸出と違って返済されないリスクがあるから。それでも年金などはなぜ株だけでなく、債券やPEまで投資を分散をさせるかというと、長期では単位リスクあたりのリターンが改善するため(興味がある方は効率的フロンティアをググってみてほしい)。なので「オルタナティブ=代わりとなる、違う種類のもの」へのニーズがある。

特に年金は長期のもの。PEは短期的に取引がしにくいが、長期では上場や他社への売却によってリターンが上げられる。なので、流動性リスク=時間リスクがリターンの源泉の一つ。それ以外に経営改善やレバレッジ(借り入れ)なども組み合わせて、リターンを向上させる。

ちょっと話は逸れるが、本来的に年金はこのように長期のもの。そのなかで四半期単位でのリターンはモニタリングとしては重要だが、一喜一憂はうーんとなる。年金基金(どのファンドを買うかなどを決定する金主)の長期のリスクリターンへの理解も重要。日本は横並びになりやすく、オルタナティブな投資は、海外の大学基金やソブリンウェルスファンド、ファミリーオフィス(超富裕層が個人単位で運用管理をしているもの)のほうがはるかに訴求しやすい。
金主の理解について様々な取り組みがされているが、もっと認識がされ、PEも上場株への議決権行使なども含めて、企業と資本市場が建設的にガバナンスを効かせられること、そして適切なリスクマネーの供給とリターンを年金などを通じて国民全体が享受するなどは、国としての長期成長にとても重要だと自分は思っている。
5年前はスタートアップの調達に直接関係ないと思っていた海外PEから調達できる可能性が広がっていますね。スタートアップにおける調達の選択肢が増えて歓迎です。

PEファンドの種類は、ごはんのくだりで妙に納得しました。次の記事にも独自の冗談がないか探してしまいそうですw

"「ごはん」を要素分解していくと、コメとパンの方が誤解がないが、一般にはご飯とパンと呼ばれているようなものである。"

"auのこの5爺キャンペーンは、新機種として「INFO婆 5爺」が登場する伏線かと私は睨んでいたのだが、残念ながら今のところ予想は外れている。"
それぞれの定義がわかりやすく整理されていて、理解が進みました。

同じ未公開株でも、PEファンドとVCの違いは何かと考えた時に、結局何にベットしているかと言うことだと思います。

PEファンドは事業のアセットにベットしていて、そのアセットを活用してバリューアップするにはもっとうまく経営ができる。だから経営権を取りにいく。ハンズオンもするし、外から経営者も連れてくる。

VCは、経営チームにベットしていて、ピボット上等でとにかく経営チームのポテンシャルに賭ける。だから経営権を取る必要がないし、だからこそ経営チームを徹底的に目利きする。

株式理論的な説明としての、過半数の議決権を取るPEファンドと、マイノリティで入るVCの違いは、何にベットしているかで考えると、改めてしっくりくると思います。
ベンチャー界でも謎に包まれていたプライベート・エクイティ・ファンドについて。
近年スタートアップの大型調達の際に海外PEが加わることも多く、IPO直前である種すぐリターンが出る分野にも入ってきています。

加えて、米国ではPEがスタートアップ買収に関わることは当たり前。想像するような再建する買収でなく、ポートフォリオでのシナジーを考慮した買収も。その場合元々の経営者には残るにしても明確な事業目標が。残らないと他から引っ張ってくることもあり、海外での買収スキームの幅広さをPEも担っています。
業界をずっと見てきた市川さんの記事。PEの話なのに前半が5Gの話で面食らいましたが、後半は知ってる人には当たり前、知らない人にはカタカナ用語が難しい話かもしれません
一言で言えば、日本においてPEが市民権を得てきた10年だったと思います。個人的にもPEさんと仕事をするようになって15年ほど経ちますし、そのころ出向していた三菱商事のPE部隊(現丸の内キャピタル)にいたときの世間からの見られ方とは隔世の感があります。ちなみにNHKでハゲタカが放送されたのが2007年。まだまだそんな見方です
これは米国でも「barbarian at the gate」(野蛮な来訪者)と言われたKKRの買収案件が1989年なので10年から15年くらい遅れという感じでしょうか
この連載について
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