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なぜ? 共通テストでも変わらぬ「自己採点制度」 「過渡期のまま40年」の日本の入試制度

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注目のコメント

  • 京都大学 人と社会の未来研究院 教授

    TOEFLなどのように回数がある試験ではなく、全国一斉、一律に実施されるテスト。小さなミスが許されない緊張感で実施しています。二次試験までのスケジュールを鑑みつつ、成績通知を間違いなく迅速に実施するためのコストはどのように考えているのでしょうか?


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    東北大学 副学長・教授

    拙ピッカーは「共通一次元年」に現役で受験。前例の無い中で一校しか受験できず、「自己採点」に基づき一次の配点の高い所を選んだ。日本はいまだに昭和のシステムを抱えている。

    =====
    大学入試学が専門の倉元直樹・東北大学教授は言う。

    「これまでは出願前の成績通知を実現する手段がありませんでしたが、今はオンライン化で可能性が出てきています。中国の全国統一入試では、試験前に大学に出願する方式から自己採点方式の過渡期を経て、受験生に得点が通知された後に出願する制度に移行したと聞きます。日本はいわば過渡期のまま40年来てしまったと言える。受験生には、情報をきちんと持って意思決定する『インフォームド・ディシジョン』の権利がある。いつまでも先送りはいけません」


  • 専修大学・経済学部(国際経済) 専任教員

    私はこの記事の見解、明確に反対する。
    受験生からして知ってから出願したいという気持ちは確かに分かる。私も1浪しているので、その数字の重みは理解している。
    しかし、この知る権利には「時期」という問題がある。
    早めれば早めるほど、そこには様々なトラブルへの処理に対する焦りも出てくる。
    私は大学入試学の専門ではないが、「インフォームド・デシジョン」とか名前つければ良い話ではない。

    そもそも大学入試の点数は重大なる個人情報である。
    この点数が何点かについては、本来は受験生の開示に対する同意が無ければ、親や高校の担任、塾の先生でさえ勝手に知ることはできない情報である。この点数次第で言うことが変わってくることを思えば、ここを調整して自分の受けたい所を受ける事案も有り得る。

    ネット化をするにあたり、そこにはもちろんパスワード問題が出てくる。パスワード忘れに対する復旧がないといけなくなるが、この本人確認を手入力でさせる場合にはセンターに対する負担が大きいため、機械化は大前提となる。ここからセキュリティが破られていくのである。点数漏洩は深刻である。
    QRコード等でも渡してそこに読ませれば、と言われるかもしれないが、その場合はそれが汚れたらどうなるかの問題があり、同様である。

    そしてその時期の問題がある。
    百歩譲って出願が概ね終わった2/22とかならまだ出来るのかも知れない。しかし、その場合には受験意欲に悪影響が出る事案もある。点数確認等は全員が同日にできるのではなく(もしそれが実現するなら回線は恐らくパンクする)、あくまで個人による日数差がある問題なのである。ある人間は3日前に、ある人間は前日に知らされたとする。3日前ならまだある程度立ち直れるだろうが、前日ならその影響も大きい。これを調整するには2月の上・中旬までには必要だが、それこそその時期に大学入試をやっている私大関係者からしたらたまったものではない。

    今回も英語の問題にエセ科学とのクレームが付いたが、結果の確定には出題ミスや点数調整を含めた様々なことをやる必要がある。そこに公開要求をこの形で入れられると、遅くとも1月中には出ないと出願などには間に合わない事例も少なくないが、システムが破綻する。無理である。

    自己採点でどうにもならない事案が頻発しているならともかく、現行なら自己採点で充分機能している。


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