NY株最高値、6日続伸 ナスダック、SPも更新
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米国の主要株式指数に加え、テスラの巨額購入でビットコインも最高値。金余りによるリスク資産の高騰も加熱するばかりだけど、民主党の巨額財政支出を見据えて長期金利も1.2%近くにまでじわじわと上昇。今のところ株式市場への影響は限定的だけど注視すべき #米株
NY株は6営業日続伸し、過去最高値を更新。米国株の続伸、過去最高値、昨日のソフトバンクGの決算を受けて、日経平均も3万円超にも期待が高まります。
終値 3万1385.76ドル(前週末比237.52ドル高)米国株式相場は6営業日続伸。ダウ工業株30種平均は前週末終値比237.52ドル高の3万1385.76ドルと、約3週間ぶりに史上最高値を更新して終了。ナスダック総合指数は131.34ポイント高の1万3987.64と、3営業日連続で最高値を塗り替えて取引を終えました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比3602万株増の10億1158万株。
経済指標の発表はありませんでしたが、株式市場は先週に引き続き、ポジティブな相場要因に影響を受けた動きになりました。
それらは以下の通りです。
(1) 米議会上下両院は5日、バイデン政権が提示した大型経済対策の法案作りに向けた予算決議を可決しました。これにより、財政調整措置法に基づき、共和党の賛成がなくとも予算案の通過が可能になり、景気回復への楽観的な見方が広がりました。
(2) イエレン米財務長官は前日、バイデン政権が目指す大型追加経済対策が成立すれば「2022年に完全雇用に戻る」と予想すると発言したことも相場を支える要因になりました。
(3) 新型コロナに関して、3278万回のワクチン接種が実施されており、感染拡大も鈍化傾向を見せています。
(4) 決算発表が続いていますが、S&P500企業の83%以上が予想を上回る利益を計上しています。
これで今年前半は乗り切れるという印象が高まったようです。米国債の2年債と30年債との利回り差は約2%と昨年後半から急激に広がっています。こうなりますと債券長期債の売りと割高に思える株式に「エイヤー」と買う動きが基調として続くのかと思わされてしまいます。