【3分決算】孫正義が「利益3兆円」でも喜ばない理由
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
2021年にはいってからもソフトバンクグループが投資した会社(SoFi)がSPAC公開する予定があり、SBG自身もSPAC上場を2件予定している。
このSPACという空箱が金の卵をリズミカルに産みつづけるとみているのかもしれません。製造業とは、金の卵を生産していることを指している?「SBGは投資会社だが、製造業である。何を製造する会社か? 金の卵を製造する会社だ」
冒頭に少なからぬ時間とスライドをかけて熱弁していたが、ちょっと無理がある不要な説明だったと思った。マイノリティ投資家として経営への影響力が限定的ななかで製造業とはムリがある。
毎回コメントしているが利益のほとんどが含みで未実現。つまり今後市況が下がれば大きな赤が出る。孫さん自身が毎回言うとおり期間損益で見るべき会社ではない。
保有株うちIPO済みは取得原価1.1兆円にたいして現在3兆円の評価。ここが今回の最大の利益要因、つまり今回の利益は現下のIPOバブルによる事は明白。
つまりはいまや同社はナスダックスインデックスのような銘柄となっている。
「AI特化するからシナジーが出る、インデックスファンドのようなパッシブなのとは違う」
これはもちろんある程度は、ポートフォリオのネットワーク効果で極めて緩やかな連携が個社同士バイの関係で個別に少々ありえる、という程度で是でしょう。逆にその程度。
「ターボチャージ戦略=大きなビジョン、大きな資金、シナジー」 だそうだがこの最後のメッセージが非常に重要。
つまり孫さんはWework等ですったもんだあった後でもやはり、巨額資金のパワープレーで行く、という決意表明。we-work、OYO、UBERなどシェアエコ系メガベンチャーへの投資で一気に問題が表面化し、ビジョンファンドの金集めに苦戦、決算も大赤字で元気がない様子でGAFA投資に移行すると発表し、ついに孫さんの膨張も行き詰まったか、と見られていた中での大復活。世界的な金余りからの株高は大いに追い風になっているのでしょうが、ホームラン級の投資案件をきっちり仕込んでいるのはさすが。「製造業」と強弁しても、世の中の区分としては投資業。決算の振れ幅は大きいので今季の数字だけでは判断できないですが、鼻息荒いいつもの孫さんが戻ってきた感はありますね