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集客戦略として店舗にPayPay(キャッシュレス決済)を導入するメリット

キャッシュレス還元キャンペーン、マイナポイント事業によって日本全体にしっかりと普及したキャッシュレス決済。
コロナウィルス懸念から非接触のニーズも高まり、今後も更に定着していくことが予想されます。

日銀に事務局を置く金融広報中央委員会の調査によると、この1年間でキャッシュレスの普及は以下のように進んでいます。

●1000円以下
 現金 84%→71%
 クレジットカード 9%→14%
 電子マネー 19%→30%
●1〜5万円
 現金 49%→34%
 クレジットカード 59%→65%
 電子マネー 3%→6%
→出所:家計の決済手段 クレジットカードと電子マネーの割合 過去最高

古くはクレジットカードからSuicaまで、様々あるキャッシュレス決済手段ですが、少額決済の多い店舗に導入すると多くのメリットがあるのがPayPay。

この記事では、PayPay導入に際して具体的にどういったメリットやデメリットがあるのかを紹介していきます。

PayPayを導入するメリット

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まずは、PayPayを導入するメリットからご紹介していきます。
現在は導入にかかるハードルが低く、多くのメリットを享受することができる状況です。

メリット①:手数料無料キャンペーン

クレジットカード支払いは手数料が取られるので、極力使ってもらいたくないですよね?
キャッシュレス決済サービスを導入する際に気になるのが手数料などのコスト面です。

PayPayの決済手数料は2021年9月30日(木)まで無料で利用することができます。

現在は店舗への導入のハードルが低く設定されており、料金負担が少なく導入ができることが加盟店が増えている理由の一つとも考えられます。

手数料無料キャンペーンは「ユーザーがPayPayアプリで店舗側のQRコードを読み取り、合計金額を入力する」支払い方法(「ユーザースキャン方式」)の場合のみ適用されます。

ユーザーがバーコードを提示して店舗が読み取り決済を行う「ストアスキャン方式」の場合は、手数料が無料になるキャンペーンの対象ではないので、ご注意ください。

まずはPayPayの使い勝手や利便性を知りたいという方は、無料で始めることのできるユーザースキャン方式で導入するのがおススメです。

また、PayPayの入金先をジャパンネット銀行にしておくと、入金手数料も永年無料で利用することができます。
入金が多くなるようであれば、ジャパンネット銀行に登録しておきましょう。

メリット②:利用ユーザー数の増加

PayPayは2021年1月5日にユーザー数3,500万人を突破したと発表しています。
(全QR決済サービスで圧倒的1位)

PayPayの加盟店になることで、この3,500万人のユーザーにPayPayが使えるお店としてアピールすることができますね。
(PayPayアプリからお店検索をする場合に表示されます。)

数あるキャッシュレスサービスの中でも、PayPayは一番勢いがあります。

なんと言ってもソフトバンクの資金力を活かした利益度外視のキャンペーンを打てるからですね。

2018年10月のサービス開始から、大規模なキャンペーン「100億円あげちゃうキャンペーン」や、毎月実施している「いつもどこかでワクワクペイペイ」のキャンペーンで着実にユーザー数を伸ばしています。

オンラインショッピングや請求書払いに対応することでユーザーのニーズに応え、単にお得なサービスではなく、便利で生活に必要不可欠なサービスに進化しています。

メリット③:売上金の入金が最短翌日で早い

PayPayは他社のQRコード決済サービスと比べてみても入金サイクルが早く、売上金をすぐ手元に確保できるのが特徴です。

キャッシュフローの点で売上金を手早く確保したいとお考えの店舗も多いと思いますが、PayPayであればすぐに売上金が入金されるので安心ですね。

競合サービスとの比較

主要なキャッシュレスサービスとPayPayを比較してみました。
どのサービスも魅力的ですが、翌日に入金が反映されるのはPayPayだけですね。

《初期費用、月額費用》

PayPay :無料
d払い :無料
au PAY :無料
LINE Pay :無料
メルペイ :無料

《決済手数料》

PayPay :無料(年商10億円以上の企業は有償)
※2021年9月末まで その後未定
d払い :3.24%
※クラウドペイと契約時
au PAY :無料
※2021年7月31日まで無料。通常時時3.25%
LINE Pay :無料
※2021年7月31日まで無料。通常時2.45%
メルペイ :1.5%


《入金のタイミング》

PayPay ジャパンネット銀行:翌日
 その他の銀行:翌々営業日
d払い :月2回
 15日締め当月末払い
 月末締め翌月15日払い
au PAY :月1回または2回から選択可能
LINE Pay :月1回
 月末締め翌月末払い
メルペイ :月1回または2回から選択可能


《入金手数料》

PayPay ジャパンネット銀行:永年無料
 その他の銀行:無料
d払い :無料
au PAY :無料
LINE Pay :無料
メルペイ 10万円未満:200円
 10万円以上:無料


コロナ対策として現金を使わずに接触を防ぐ

PayPayはスマートフォンの画面のやり取りだけで支払いを済ませることができます。

現金の受け渡しがないので、お客様との接触を防ぐことができたり、レジでの滞在時間の軽減で飛沫を防ぐことができます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャッシュレス決済を利用する消費者が増えたことから、非接触で買い物をすることができるQRコード決済サービスの需要はさらに高まっています。

キャッシュレス決済に対応していることによってお客様への安心感向上、従業員の方の感染防止集客にも繋がってくると予想できます。

今後もウイルスの感染防止、衛生管理の観点からも店舗はキャッシュレス決済を取り入れておくべきだと言えるでしょう。

アリペイ対応でインバウンド対策にピッタリ

PayPayは、中国最大手のQRコード決済サービスである「Alipay(アリペイ)」にも対応することができます。

訪日外国人の集客にも役立てることができたり、釣銭などの現金のやり取りをなくす効果も期待できます。

Alipayコネクトサービスの決済手数料は1.98%

Alipayを利用するにはPayPayとは別で審査が必要になりますので、事前に内容を確認しておきましょう。

PayPay導入のデメリット

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店舗に導入した際にデメリットについても紹介しますが、現状では大きなデメリットはないと考えられます。

デメリット①:支払い方法が限られている

先ほどの導入メリットの内容で、決済手数料が無料のキャンペーンが実施されていることについてお伝えしました。

しかし、決済手数料が無料になるのは「ユーザースキャン方式」での決済のみとういうのはデメリットと言えるでしょう。

店舗がユーザーのバーコードを読み取り決済を行う「ストアスキャン方式」よりも、ユーザーに店舗のQRコードを読み取ってもらい金額を入力してもらう「ユーザースキャン方式」の方が工程が多く少し手間になってしまいます。

デメリット②:手数料無料は期間限定

決済手数料が無料で利用できるのは期間限定となり、それ以降の手数料は未定となります。

決済手数料はアリペイコネクトサービス利用時でも1.98%なので、これよりは安くなるのではを考えられます。
1.98%でも他社サービスに比べると安い水準なので大きなデメリットとは考えられません。
(飲食店におけるクレジットカード手数料相場は4~7%)

お店へのPayPay導入方法

PayPayの加盟店に登録するには、公式のwebサイトから申し込みを行う必要があります。

お電話での申し込みやご相談してみたい場合は私までお気軽にお問い合わせください。

加盟店の申し込みで必要な書類は以下になります。

・法人の場合:法人番号、申込者本人の確認書類(運転免許証やパスポート、在留カードなど)
・個人事業主:代表者の本人確認書類(運転免許証やパスポート、住民票の写し、公共料金領有書)

PayPay公式サイトより導入手続きをする場合の手順

①PayPayの公式サイトの店舗様向けのページにアクセスし[無料でお店に導入する]または[無料で加盟店に申込む]をクリックします。

②フォーム画面に移動しますので、以下の内容を入力します。
・事業形態
・氏名
・連絡先メールアドレス
・連絡先電話番号

③[確認する]をクリックし、入力内容を確認し問題なければ[申込む]を押します。

④内容確認が終わると、登録したメールアドレスに審査申し込み用のフォームが届きますので、必要情報を入力し審査申し込みを行います。

⑤申し込みが終われば、PayPay側の審査を待ちます。通常であれば約2営業日で審査結果の返信メールが届きます。

⑥審査に問題がなければ「ご利用開始のお知らせメール」が届きます。

⑦登録した住所に「PayPayコードキット」が届きますので、初期設定完了後PayPayコードを設置し、利用開始となります。

➡︎PayPay公式webサイトを確認してみる

PayPayを導入してからの注意点

PayPayを導入後は、公式サイトに用意されている「加盟店様用スタートガイド」を参考にすればスムーズに利用を開始することができます。

PayPayを導入後、入金の確認や返金対応は「PayPay for Business」という加盟店専用の管理画面を用意しています。

利用は無料で、web版だけでなくスマートフォンのアプリ版も提供されています。

もし導入で困った際も、専用のコールセンターが24時間365日で対応していますので、安心して導入することができます。

まとめ

今回はPayPayのメリットやデメリット、手数料や導入方法まで紹介してきました。

PayPayは0円で始められ、手数料も期間限定ではありますが無料で利用することができ、中小規模の店舗を経営されている方には非常におススメのキャッシュレス決済サービスです。

接触を避けることができるQRコード決済サービスは、コロナウイルス感染拡大防止のためにも大きなメリットになります。

もしPayPayの導入に興味があるので相談してみたいとお考えでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせを頂けますと幸いです!
▼メールアドレス
sakamotoa12@gmail.com

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