森氏発言は「不適切」 組織委が公式サイトにコメント
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注目のコメント
組織委員会が公式にコメントを出しました。2015年に改訂されたオリンピック憲章のオリンピズム根本原則6に基づき、下記のように語っています。
「私どもは、改めてビジョンを再確認し、引続き、人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを尊重し、讃え、受入れる大会を運営します。ビジョンを追求しながら、多様性の調和、持続可能性、復興に重きを置き、大会後の社会の在り方にもレガシーを残すように取り組んで参ります。」
オリンピック憲章改訂で世界が注目するのは、ジェンダー平等とともに、性的指向についての差別禁止を実現する初めての大会を要請されていること。2014年のソチ冬季大会直前に、ロシアが同性愛宣伝禁止法を制定し、世界中から批判されたことを受けて、IOCが舵を切りました。
組織委員会から、具体的な今後の対策が発信されることに期待します。この発言は、単なる女性蔑視とか時代錯誤だけではなく、そもそも意見を言わない(言えない)会議が綿々と続いてきて、それを当然だと思う文化がしっかりと根付いていることの象徴ではないでしょうか。だとすれば「女性(あるいは若手、現場)の声を聞く」とか心理的安全性とか言っても全く意味がない。私の知る限りそこに触れた主要マスコミ記事がないのは、そうした組織も同じ文化に侵されているとのかなあと思う次第です。
今回の発言は、、
・文脈では違う中での一部切り取りマスコミ揚げ足取りではないこと
(全文読んでもやはり非難の対象)
・記者を前にしての発言であったこと
・いち早く海外通信社経由で海外の主要メディアと大々的に伝えていること
・駐日の大使館が複数、抗議の意志をネット上で表明していること
・数日たっても鎮火してないこと
などの理由から、国際的大イベントであるオリンピック開催をしたくば、辞任しか落とし所はない気がします。