会見は語気を強める場面も。「サステナビリティを経営の柱」とする柳井の言葉
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個人的には生産数減らして、売り切れ御免状態にします!とか、5年着ても廃れないし、ボロボロにならないような商品を高くてもいいから出して欲しいっすね。破れないデニムとか。
どう見ても、大量生産、大量消費。そして廃棄。リサイクルしてたらいいのか?と言われるとそれもホントの意味でサステイナブルなのか?
常に供給過多の状態を作り出すのが20世紀以降の資本主義。サプライチェーンが複雑になればなるほどその誤差は大きくなり、無駄が増える。食料品も、衣料も同じでしょう。余るからまたそれをプロモートする広告が追いかけ回す。ついつい買ってしまう。
企業なので利益とこのサステイナビリティという矛盾する問題のバランスを取らなければいけない中、消費者側も意識が高まらない限り、実現は難しいと思う。
注目のコメント
何もしなければサステナビリティに逆行する産業のど真ん中にいながらサステナビリティを最上位概念に据える。確実に言質をとられる立場にあるので考え抜いてのこと。柳井さんの発言を追いかけていくことが、この産業におけるサステナビリティの1番のスタディになる。
サステナビリティを徹底的に軽視する人は本当はどこにもいない。わかりながらなんらかの理由で仕方なくサステナブルでないことをしているか、十分にサステナブルであるとしてとどまってしまうかのどちらかだと思う。
自分、自社にとって何がサステナビリティなのか、まずしっかり言語化することが第一歩だと考えている。
この記事で柳井さんの言語化の試みだとして読めば、それに比較して自身や自社の曖昧さに気がつくきっかけになるやもしれない。
【「持続可能な社会」を目指すことがなぜ企業価値向上につながるのか】
https://note.com/201707/n/nf9672cb5b47bファストファッション企業が生み出す大量の廃棄物と生産地での過酷な労働は、究極の反サステナビリティ、反SDGs的と言える。
季節ごとの大量の商品の入れ替えとコスト競争は多くの無駄と犠牲の上に成り立っている。
ユニクロも一時期、北朝鮮で生産と叩かれたこともありました。真偽のほどは不明ですが、さまざまな批判を受けて、2017年にすべての生産拠点を公開しました。
もう隠しません。ユニクロが工場リスト公開
ファストリも乗る「サステナビリティー」の大潮流
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/022800591/
ユニクロ柳井さんがサステナビリティに大きく舵を切り始めたのはこの辺りからかと。
他のZARAなどのファッション志向の高いファストファッションブランドと比べて、定番商品がメインのユニクロはサステナビリティに取り組みやすいはず。
ここで舵を切らなくてどうするの?と思う。
ファストファッションの問題に関しては下記書籍が草分け的。
ファストファッション クローゼットの中の憂鬱
https://www.shunjusha.co.jp/smp/book/9784393333327.html
こちらはファストファッションの問題を採り上げた話題作。
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
https://motion-gallery.net/projects/truecost
私は渋谷のミニシアターで映画配給の担当者と先の書籍の出版社の編集者との対談付きで視聴させていただきましたが、正直言ってショッキングでした。ガンと頭を殴られたような。
「その服は私たちの血でできています」
映画に登場する女性の言葉が心に刺さる。
こちらのblogでも紹介されています。
SDGsの課題を学ぶならドキュメンタリー映画がおすすめ。今すぐチェックしたい3本はコレ!
https://note.com/goodtide/n/n020841504a4b
こういう実態を知ってしまうと、サステナビリティやSDGsと言った耳障りのよいワードは、言うは易し、行うは難しの典型であることがよく分かる。根本が変わらない限り。
まだ全国各地で単館上映しているようですし、レンタルもされているようです。
オススメです。