花粉症の影響「仕事で困る」が6割 具体的に困っていることは?
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アレルギー性鼻炎が労働生産性を下げることはすでに多くの報告があります。
そして、薬物治療がその下がった労働生産性をある程度回復させうるという報告もあります。
▷J Allergy Clin Immunol Pract 2018; 6:1274-86.e9.
抗ヒスタミン薬による『眠気』の副作用、そして『意識されないパフォーマンスの低下』は、大きな問題です。
古い世代の抗ヒスタミン薬は、翌日まで仕事のパフォーマンスを下げることが報告されています。
▷Current medical research and opinion 2006; 22:1343-51.
一方で、眠気の少ない(もしくはほぼプラセボと変わらない)抗ヒスタミン薬が増えています。
▷花粉症に一番使われる『抗ヒスタミン薬』、どう選べばいいですか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20200322-00168982/
鼻の症状であれば、ステロイド点鼻薬が有効で、全体としては抗ヒスタミン薬内服よりも、有効性が高いとされています。
▷American journal of rhinology & allergy 2017; 31:e19-e28.
最近、かんたんに花粉症に対する治療をまとめましたのでご参考まで…
▷コロナ禍での花粉症対策をわかりやすく解説
https://issue.yahoo.co.jp/article/pollen/
注目のコメント
私はまだ花粉症はひどくないのですが、アレルギー性鼻炎でよく鼻水は出ますし、目もよく霞むので、仕事に支障が出るという皆さんの声はよくわかります。幸い花粉症がつらい人は多いので、最近は鼻をかんでいても昔ほど皆が白い目で見なくなってきましたかね…。
NHKのニュースによれば、関東甲信越では今年は例年よりは飛散量が少なく、対前年比では多いようですね。
2月半ばから3月にかけて、スギ花粉の飛ばない地域からリモートワークができたら、どれほど仕事が捗るだろうと思っている人は多いのではないでしょうか。
私自身も若い頃からスギ花粉症に悩まされ、重症花粉症と診断されたのをきっかけに、根治をめざして、数年前に舌下免疫療法を試しました。しかし治療を始めて暫くして、副作用が出始めました。口腔内が腫れ、蕁麻疹が出て、鼻呼吸が全くできなくなり、治療の継続は危険と判断されて断念しました。
他に有効な根治方法があれば、是非試したいですね。