ワクチン副反応は0.3% 英報告「リスクより利点」
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高山先生の一般向けの記事にも言及されていますが、
”このmRNAは細胞内でタンパク質を作りますが、私たちの遺伝情報が入っている細胞核に入ることはなく、つまり、私たち自身のDNAが書き換えられることはありえません。”
というポイントは、強調してもよいでしょう。
▷新型コロナワクチン その特性と接種後の世界
https://news.yahoo.co.jp/byline/takayamayoshihiro/20210206-00221234/
接種率が高くならなければ、結局はコロナ禍から脱することが難しくなります。
すでに先行して接種率が大幅にあがってきたイスラエルからは、高齢者から急速に感染者が収束し始めていることが報告されています。
▷https://github.com/hrossman/Patterns-of-covid-19-pandemic-dynamics-following-deployment-of-a-broad-national-immunization-program
すでに接種は1億人を超えていますし、安全性はさらに確かめられていくでしょう。コロナワクチンを打った場合、インフルエンザのワクチンを打った時にもよく見られるような接種部位の痛み、頭痛、寒気、倦怠感、吐き気などの軽い副反応が0.3%で、アナフィラキシーが、0.001%という報告です。
ワクチンの効果としては重症化はほとんど抑えられ、ワクチンを打たない場合と比べて、発症も95%抑えられるという結果が報告されています。
また、厚労省の、日本における新型コロナウイルスに感染した場合の死亡率が、全年齢でみると1.4%となっています。
mRNAは体内に入るとタンパク質になり、すぐに分解されてしまうものであり、長期的な副反応の心配も非常に低いと考えられています。
安全性も有効性も高い、非常に価値の高いワクチンである事がデータから読み取れます。軽い症状が報告されていない、重い症状はワクチンと関連のない偶発的な症状でも副反応として扱われる可能性がある、などどこまでこの数字に意味を与えて良いかは不明です。
しかし、少なくともワクチンとの因果関係が明確なアナフィラキシーの割合は臨床試験と同等に報告されるなど、分母を増やしていっても臨床試験と変わらない形で安全性が報告されてきていることで、ますます高い安全性が確立されつつあると考えていいのではないでしょうか。
ワクチン自体の成分は数日以内に身体の中から消えてしまうことも知られていますので、このワクチンが一年後に突然頻度の高い未知の副反応を起こし始めるということも考えにくく、安心材料が増えたと捉えていただいて良いと思います。