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一つ一つの体験はそれぞれが貴重である反面、それをもって全体として語れるかという課題が常に付きまといます。ミャンマー人がこう言った、現地在住の誰々さんがこういった、だからといって、それが正しい「地域像」なのかは、検証が必要です。私自身、長年、この課題はずっと考え続け、試行錯誤していることです。
田村さんの書かれている内容は、一つ一つの貴重な体験に熱量をもって触れつつも、それを全体のなかでどう考えていくべきかという示唆に富んでいます。答えはこう、というものがないからこそ、その次を自分で考えるための示唆が重要なのだと感じます。
田村さんのNewsPicksアカウントはこちら
https://newspicks.com/user/123476
芳賀さんの動画やツイートも現地の今を知るうえで示唆に富みます。
https://twitter.com/hagkeisk
老舗ミャンマー情報サイトの後藤さんも、clubhouseで毎晩のように現地情勢のアップデートをされていて、ミャンマーの制度的なところを踏まえたうえでの論理的な解説がとても参考になります。先日、clubhouse上でいくつか質問をさせて頂きました。
http://myankabu.com/
ミャンマー語や英語がベースの国の情報において、こうした日本語での情報は貴重です。英語でフォローできる以外・以上の視点も多々含まれています。
こうした現地でビジネスをされている方に加えて、アカデミアでは京大の中西さん、アジア経済研究所の長田さん、GRIPSの工藤さんなど長期でミャンマー研究をされている方の分析を参考にすると、マクロからミクロ、そして個人の体験というレイヤーが複合されて、ミャンマーが非常に立体的に見えてきます。アカデミアの方々の論文やセミナー動画はネット上でも無料公開されているものがあります。
ミャンマーは、中国からのインド洋方面への陸路、およびヨーロッパ、中東、アフリカへの海上ルートの入口としては抜群の立地です。豊かな資源もあります。かつて繁栄していた同国は、軍事政権下の鎖国状態と西側諸国からの経済制裁のために経済発展が遅れました。ASEAN諸国10か国中で最貧国レベルに属します。
歴史的経緯から、西側諸国・日本は、軍事政権を非難していました。私も、武力を背景に国家統治を行うことには強い不快感がありますが、国家が武力の指揮権をもつ国は「普通」です。ミャンマーの民主政権は武力の指揮権を持っておらず、その点が「普通」ではありませんでした。ロヒンギャ難民に対して、国軍が弾圧を加えていたことが非難されていますが、これについては民主政権下で、ミャンマー内の民族の対立からおこっていたもので、国軍の単独行動ではないと理解しています。
ミャンマーの民主化以来、西側諸国が経済制裁を解除し、投資マネーがミャンマーに入ってきました。当時の日本政府も、強く経済団体に働きかけ、投資をすすめました。当時、中国への投資を考え直すような判断があったことと、中国を含むアジア諸国との間でミャンマーへの投資競争になっており、いわば経済的な覇権争いが起きていたからです。
日本での報道は、民主政権になり「投資適格国」に変わったとの論調が多く見られていました。しかし、ミャンマー国内の権力の所在は常に旧体制のなかにあり、「経済発展のために旧体制勢力があえて軍門に下っている状態」に見えました。現地と関わりのある人なら気づいていたと思います。直近の選挙では民主政権与党が勝利しましたが、ミャンマー世論を知っている方からは、「民主強しながら、そこまでの圧勝になるとは」との声が出ていました。
つまりは、民主化政党の貢献で経済発展の切符をつかんだミャンマーの経済発展の切符を、今回の軍事クーデターを理由として、西側諸国や日本が止めるようなアクションをとり、その結果ミャンマー国民に試練を招くことについては、いまだ慎重であるべきと思っています。
ミャンマーの国民の皆さんの幸せを願います。意見は政治的な主義・主張を伴うものではありません。
「2月1日当日は急にモバイルがつながりにくくなって不安でしょうがなかった。通じたと思ったら3Gで、ようやく2月2日になって4Gがつながって助かった」とか、「当日は店も全部閉まって買い物もできずに困ったけど、翌日からは店も開いて平静が戻ってきた。普通に生活を送りつつ、何ができるか考えたい」といった生々しいコメントが聞けました。
n=3なので、これで全てを理解したつもりになるのは危険ですが、重要な補足情報だったりします。
ただただ、できることをやっておられる姿を想像して目頭が熱くなりました。
空港は春まで閉鎖という記事も見ました。私は日本にいますが、皆様のご無事を願っています
少しでも今ミャンマーで起こっていることと、日本や国際社会、そして皆様がどのようにこの問題を捉え向き合うのかを考える際の、一つの参考にして頂ければ幸いです。