NY株5日続伸、92ドル高 経済対策に期待
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米国株式相場は、5日続伸。ダウ工業株30種平均は前日終値比92.38ドル高の3万1148.24ドルで終了。ナスダック総合指数は78.56ポイント高の1万3856.30で取引を終え、終値の史上最高値を2日連続で更新しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7107万株減の9億7556万株でした。
1月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比4万9000人増と、市場予想(5万人増)を下回った上、前月分が22.7万人減に大幅下方修正されたこともあり、市場では雇用市場が回復してないことに落胆するのではなく、寧ろ、雇用情勢のさえない現状が示され、政府による追加経済対策実現への機運が高まったと判断しました。
バイデン米大統領が掲げる1兆9000億ドル規模の経済対策について、財政調整措置に基づき、与党民主党だけで可決できるよう議会上下両院で手続きが進んでいることや、バイデン氏が1400ドルの現金給付を経済対策に含めると強調したことに株式市場は反応しました。
そうは言っても、ダウは1週間で1000ドル以上上昇しましたので上値は重い展開となりました。