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東京ではほぼ聞いたことはありませんが、それはなんとかしてくれる高校の存在が実際にはあるからです。
高校に行く価値とはなんなのか、可能性が広がるというような表面的な言葉で終わらせず、もっと真剣に考えて、進路の選択肢をともに考える場を増やしたいですね。
様々な教育関係者や行政関係者とお話をさせて頂き、「沖縄は他の自治体と抱えている課題が違うな...」という印象を持った事を覚えている。
沖縄の学力格差や貧困の問題は複雑で、一つのコメントで表現する事には限界があるが、当時よく関係者が話をしてくれたのは沖縄振興予算の話だった。
沖縄振興予算は毎年3000~3500億円と県民一人当たり換算すると全国一位なのです。もちろん沖縄には「特殊事情」があり、その交付金に対して特段異論があるわけではないが、この交付金が公共事業にどんどん支出され、新しい産業を創ったりするエネルギーに転換されていないとの事。結果的に教育にそこまで力をいれなくても「なんとかなる」と思っている人たちが多いと、複数の方から話を聞かされた。
もちろん、私は沖縄のエキスパートでもなんでもないので、人から聞いた話を紹介する事しかできないが、これだけの予算があるのであればどんどん教育に投資をしていく循環をつくるべきではないだろうか、と感じる。
でも、松田さんのコメントを読むと、沖縄の振興予算は県民一人当たりで日本一とのこと。
これは、軽々しくコメント出来る問題ではないですね。
かと言って、幸福度や地元への誇りは低い訳ではないと聞きます。
学歴がなくても幸せになることは出来ますが、高校の定員内不合格になってしまうほどだと、日常生活に支障が出るはずです。→お金の管理とか、行政サービスの利用とか
生きるために必要なスキルとしての最低限必要な学歴を身につけることは、現代社会においては、生存権に接する重要な要素ですし、難しい問題だと考えます。
定員内不合格は高校側に責任があるわけではなく、合格判定基準に到達できない子ども達側に課題があります。ただし、子ども達自身に課題があるわけではなく、間違いなく彼ら彼女らが身をおいている環境に課題があります。1番大きな原因は貧困で、貧困による様々な機会の不足やそこからくる目的意識の低さが、自分の将来に対してポジティブに働きかけるということを難しくしています。それが素行不良や無断欠席、学力不足の原因となり、定員内不合格の多さに繋がっています。
子ども達の貧困は確実にその親の世代、さらに親の親の世代から続いている根が深い問題です。そこに対して行政(国、地方)やNGO、地域、学校等が連携して、貧困家庭の世代間連鎖を止めるための援助、特に財政的援助をしない限りは、課題の解決に至ることはないと思います。沖縄だけではなく、国全体で、課題を抱える人たちに対して援助をするための適切な再分配の仕組みを真剣に考えなければならない時にきている気がします。
解決策は簡単でベーシックインカムを導入して沖縄振興予算を全てベーシックインカムに注ぎ込めば良い