【柴山和久】金融危機はこの先、何度でもやってくる
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注目のコメント
取材いただきました。
10年、20年と長期の資産運用を続けていく上では、20年前のITバブルの崩壊や10年ほど前のリーマンショックのような金融危機に、何度も見舞われる覚悟が必要です。過去30年をみると平均すると5年に1度くらいのペースで金融危機が発生しており、金融危機は今後も発生し続けると考えるのが自然です。
しかし、世界経済は金融危機を何度も乗り越えて成長してきました。足元でも、新型コロナ・ウイルスの感染拡大を乗り越えて、世界経済は成長し続けていくと、IMFの国際機関が予測しています。
「長期・積立・分散」を続けることで、短期的には金融危機で資産が大きく減るリスクがあるものの、中長期的には世界経済の成長率を超えるリターンを目指すことができます。
また、このように、投資や資産運用ではリスクとリターンは同じコインの表裏の関係にあり、自分自身がどのようなリスクを取っているのかを理解した上で行動することがとても大切です。「また週に1度サービス改善について議論し、2週間に1度のペースでサービスをアップデートしています」という指摘は無印良品のマニュアル並みですね。金融サービスは多くの日本人にとってあやしげで手数料体系も含めブラックボックス化していたと思います(ゆうちょや生保の不祥事もそう)。政府の規制ではなくこうしたスタートアップがどんどん増えて市場が透明化、活性化していくといいなあと感じました。そして私たちも「資産運用」についてちょっとだけ時間を使うのが大事だということも。
「自社でプロダクトをつくり、サービスを改善し続けている金融機関」というユニークなポジションがいいですね。
「コロナショック」時の柴山さんの情報発信は印象的でした。
投資の原則は、価格の低いときに買い、高くなったら売る。
ある長期投資家は、株価が下がると、たくさん買えるので嬉しくなるといいます。