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読んでくださった皆様、ありがとうございます。
毎回、写真のインパクトがすごいですが、
撮影は基本的に岸本さんの会社「ジャパンベーカリーマーケティング」の
事務所で行われました。
世界各国のお土産や、変わったオブジェが並んでいる中、
特筆すべきは「DJブース」があったことです。
このDJブースはただの飾りではなく、
社員の方は30分に1回、岸本さんが世界中から集めたレコードのなかから
自分で選んだ1枚をかけるのが決まりなのだそうで、
取材時も聴いたことのない音楽が流れてました。
「遊ばないと、いい発想も生まれない」という岸本さんらしいですね。
パン屋さんとは戦わないということはごもっともだし、コンセプトとかPR施策はとても上手だなと思ってはいるのですが、個人的にはまちのパン屋さんにある高給食パン(300-400円程度)でも満足度は高く定期的に買う感じではないなというのが正直なところです。
高給食パン屋路線がどのぐらい継続性があるのかは今後注目だなと思っています。
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街を歩いていて、巨大な明朝体の文字が目に飛び込んできたことはないだろうか。「考えた人すごいわ」「告白はママから」「あせる王様」「並んで歯磨き」……。
店の看板のようだが、これは店名なのか? それとも何かのメッセージ? しかも周囲には行列ができている。
「これ何?」「パン屋さんだって」「うそぉ!」
こんな戸惑いと驚きを日本全国で勃発させているのが、ベーカリープロデューサーの岸本拓也氏だ。
冒頭に挙げたのは、すべて彼がプロデュースした高級食パン店の名前である。パンという身近な食品の買い物を、エンターテインメント体験に変えた岸本氏とは、いったいどんな人物なのか。その正体に迫る。(全7回)
■第1回 変な名前の高級食パン屋をプロデュースする男の正体
■第2回 難しいものより、わかりやすいものが売れる
■第3回 外資系ホテルを辞めて、パン屋を始めた理由
■第4回 商売の危機「3日、3月、3年」の壁がやってきた
■第5回 技術やプライドは邪魔。職人から「食人」主導の店へ
■第6回 高級食パン専門店は一般のパン屋と戦ってはいけない
■第7回 変わった店名のつけ方と「三等地戦略」
おいしいパンを、「おいしいですよ」では売れません。
いまでは、街には似たように、食パンだけを売っているこだわりのパン屋さんもいくつか出店されており、街中では激戦になりつつあります。買いに並ぶ人も、これまでの光景ですと、女の人が多い感じでしたが、平日から男の人が買っている人も多いなという印象です。
リモートワークになり、地元に人がいる時間が増えたからか活気があり、このようなお店がどこまで人気続けるか興味深いですね。
パンを買う人を徹底研究して勝負するのは、スポーツでルールを研究するのと同じ。どこで闘えば勝機があるかをまずは考えることが勝負を分けますよね。