【竹村詠美】なぜIT業界の人は教育分野に力を注ぐのか
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いよいよ最終回に近付いてきましたが、本日の取材記事は、私がニュースピックスの読者の方にお伝えしたかった一番大切な事を書いていただいております。
ハラリ先生の本を読まれた方には納得しやすいかもしれませんが、今我々の社会は民主主義の岐路に立っています。自らの関心を肥やしに深く考え自ら意味を見出していく。対話を丁寧に重ねて合意形成をしていく。学校は本来民主主義社会で生きる、貢献するための力を養う場所であるはずですが、学力偏重でカリキュラムをこなすので精一杯な学校教育現場ではなかなか実践として実現しづらい現状があります。リソースだけでなくリーダーシップやマインドセット、スキルの大きな転換が求められているのは、企業だけではなく学校教育も同様の状況です。
私は長年ビジネスにいた立場として、企業さんも含め、より多くの大人が教育に関心を持っていただき、その方々なりに関わってくださることが大きな力になると思い現在Learn by Creation などの活動を行っています。
発想力、柔軟さ、行動力など子どもから学べることも沢山ありますし、多様な大人との接点を求めている生徒さんも多くいます。より社会と学校がWin-Winな形で各地域で連携していけば、活路が見えてくるのではないかと希望を持っています。
今回の記事が、一人でも多くの方が教育に関心を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。うちの息子たちは2人ともモンテッソーリにお世話になっていますが、竹村さんのように問題意識を持ってでは全くなく、2度目にアメリカに渡り、最初に入れたところでいじめられ、途方に暮れているところに公園で知り合ったお母さんに紹介され、訪ねでみるといまひとつな感じ、ただ長男が「ここがいい」と言ったので、という行き当たりばったりのものでした。しかし、モンテッソーリの先生方には本当に感謝しています。片目をつぶってやり過ごすの1つですし(日本だったらそうしていたかもしれない)、それしかオプションがないかもしれないですが、少なくとも学校に関して子供と向き合うことは本当に大切だと思いました。
「子どもが多様だからこそ、学びへの選択肢が大事だと思います。選択肢がないことが子どもにとっては一番つらい。
選択肢は、学校の中にあることも、学校自体の選択肢の幅が広がることも、どちらも大切だと思います」
実は様々な選択肢があるけれど、親がひとつの選択肢にこだわってしまうケースも多いのかもしれません。