女子大生ブーム牽引、「JJ」事実上の休刊 77万部→4.5万部、ファッション誌苦境
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世界観を共有することが雑誌のビジョンだとしたら、それは多様な手立てで表現されうるものだと感じます。雑誌という基軸から、ブランドという基軸に移せば、タッチポイントの多様化が柔軟に進む。雑誌に限らず新聞もですが、プロダクトやサービスそのもののコアに秘められた価値を掴み切ることで、より多様な方向性へ踏み出すことが出来ると感じます。
”小学館女性メディア局では、16年夏から順次各雑誌の編集部を「ブランド室」に改編、紙の編集長の他にウェブサイトの編集長を置く。CanCamでは紙の雑誌とウェブに加え、イベント、単行本の事業を展開。「CanCamは、紙の雑誌の名前ではなく『ブランド名』」。イベントやウェブ広告の割合が増え、19年は雑誌の収入が占める割合は半分以下になったという。”
注目のコメント
世界観を作りつつ、広告媒体、商品情報メディアとして主にファッション商材を扱う雑誌を多く出していた、一ツ橋グループ(小学館グループ)集英社と、音羽グループ(講談社グループ)光文社共同で、zozo タウンみたいなECサイト作ったらどうかな。
なんて、他人事のように。。。
ただ、JJは、世界観そのものがもう時代にあっていなかったともいえるのでしょう。時代が変わっていることを象徴する出来事がここにも。ことに持ち運びが重たい雑誌は、検索性も低いですし…よほど「紙で見たい」という需要が作れないもの以外は難しさがどんどん増していくだろうと感じます…
個人的にはなんとなく感傷的になってしまう側面も。まさに最高潮だったバブル期に私は大学生だったわけだが、JJ、CanCam、ViViのいわゆる「赤文字系」の中でも、最も長い歴史を有し、文字通り女子大生のバイブルだった。その時代、モデルとして名を連ねたのが三浦りさ子、藤原紀香、梅宮アンナ。それだけで雰囲気が分かるだろう。
後に2000年代に赤文字系の王座をCanCamに追われることになり、往年の面影もないままに消えてしまうということだが、一体何が変節点になったのだろうか?
あの頃、読者モデル(?)してブイブイ(死語)言わせてたA山学院のあの子とかG習院のあの子、今頃どうしてるんでしょうね。そのままVeryの読者モデルにうまくシフトした子もいたようですが、それも四半世紀以上も昔の話。諸行無常、栄枯盛衰ですね。