資生堂、「TSUBAKI」など日用品事業を1600億円でCVCに譲渡
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CVCは昔から高級で高品質な部門に投資しています。日本の職員は30人以下です。
使う側は株式が100%移ったなんて事気にしないので、CVCは作り手が変わらず、更に既存の顧客を抱えながら広げることができ、ラッキーですね。マス向けブランド構築の代表選手である資生堂が、投資してきたブランドを売り切って、製造委託に回る。ブランド価値が低下してきてこれまでならブランドの切替えに入るところを、まだ価値のある間に売り切ったのか、切替コストを今は背負えないほど危機的なのか。
決算短信を見ると、ライフスタイル、パーソナルケアといった日用品事業は構成比が少なく、グローバルでのプレミアム化粧品一本で行くという方向性のようだ。
単年度の研究開発費が300億円弱なので、5年分の開発費用を取ったということになる。5年でグローバル化粧品を取れるのか、コロナの影響も踏まえると、このタイミングでの決断は明快な攻めというよりは追い込まれての決断のように見える。もしかすると、事業化の目処がついた研究がいくかがあるのかもしれないが...。今後に注目したい。
https://corp.shiseido.com/jp/ir/pdf/ir20201110_746.pdfTUBAKIブランドって日本では知らない人がいないくらい、一体いくら広告費かけているのかと言うくらいCM流していて、せっかく築いたこのブランドを手放すのはもったいない気がしますが、戦略上、コア商品でないなら、死に体になる前に譲渡するのは正解だと思います。ありがちな赤字になって売却考えるではToo Lateなのです。