アリババ、ドル建て債で最大50億ドル調達へ
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注目のコメント
起債は3回目なのでその点での目新しさはない。むしろ金額を抑えてスプレッドをコントロールしていきたいのだろう。無闇にワイドかさせた起債実績を残したくないし、不透明な環境下だからこその選択肢。
そんなことより以下の点により注目したい。
サステナビリティ債はSDGsへのマネーフローを背景に近年急拡大している市場。これをアリババが20年債という超長期の年限で起債したということ。ちなみに中国はアメリカに次ぐサステナビリティ債の市場。
サステナビリティと長期の相性は良い。企業の投資年限に合わせた資本政策の選択肢として確実に存在感を増していくだろう。
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2041年満期のサステナビリティー債も起債する。
アリババは、起債で調達した資金の一部を「グリーンビルディング、新型コロナウイルス対策、再生可能エネルギー、循環経済・設計」に関連するプロジェクトに充てるとしている。