マネジャーとしては賛否両論のベゾス氏だと思いますが、素晴らしい経営者には間違いないです。シリコンバレーVCの誰もが言う、スタートアップの成功法則のfind a niche and dominate itは、「今や巨大なアマゾンも当初はアメリカ国内のみで本を扱うビジネスだったろ」というストーリーとセットで語られています。5年10年先のビジネスを描きつつ、目の前の仕事を100%こなす大切さを教えてくれた経営者ですね。
Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
当時AWSのエバンジェリストだった、現ソラコム社長の玉川さんとも「Andyはビジネスアスリートだね」って話を良くしていたのですが、ストイックな人なので、JBの後任には適任じゃないかと思ってます。これからのアマゾンがまずます楽しみですね!
ジョブズは病気で退いた、ペイジには端からシュミットがいた。その意味ではゲイツの時と同じくらいの衝撃か。
自分にとっては最後のヒーロー起業家だった。マスクもザッカーバーグもいるが彼らは最近になり出来た会社という感覚で少し違う。
ともかくも、お疲れ様でした。益々の活躍を楽しみにしています。
彼がはじめて日本に来た時は(2011年)高価なタクシーに乗るのを嫌うという噂を聞いて、一緒にお客様先に電車と徒歩で行ってました。汗だくでお客様に説明する彼をみて、次からはタクシーにしました。
客先にいったあとは、その帰り道、電車の中、待ち合わせの時間で、いつも必ずふりかえりセッション。Kenはどう思う?どうやったらもっと使ってもらえる?質問の連打。今思えばコーチングをしてくれてたのだと思います。
客先訪問の時に時間が余ったのでホテルでお茶したら、担当営業が気を使って、自分で支払い、会社でexpenseするから大丈夫と。Andyはレシートを見てその高いのに驚いて、こんなの会社でエクスペンスするな俺が払う、と言って身が引き締まりました。エクスペンスをした担当営業はずっと縮こまっていました。
メディアインタビューの時に通訳を入れていたのですが、彼が話した言葉がしっかり通訳されてるのを彼自身がどう分るのか?と言われて、私がチェックするからと名乗りをあげました。実際に通訳に少し間違いがあった時に調子に乗ってジャンプインしてコメントしたら、その後に、ふりかえりセッション。俺のインタビューだ、お前のインタビューじゃない、とこっぴどく叱られました。私はクビになったと思いました。
東日本大震災の時には、情報サイトが軒並み落ちていたので、Andyに直談判すると、鶴の一声で、AWSのリソースを災害対策に解放してくれました。決して、宣伝に使うな、既存のお客様に迷惑をかけるな、という珠玉のコメントともに。
ソラコムを立ち上げたときは、心から応援してくれました。なんならメンターになるよと。忙しい人なので恐縮でお願いしなかったけど、いま思えばお願いしとけば良かったと!!
Jeff Bezosの後任は彼しかいないと思ってましたがまさかこんな早くにそうなるとは!おめでとう、Andy!!!
ジェフ・ベゾスは長年にわたって、「自分がアマゾンをやっているのは宇宙事業をやるためだ」と述べてきています。アマゾンについては重要なプロジェクトのみに注力し、それ以外はブルーオリジンや気候変動対策等に本格的に取り組むのではないかと予想されます。
「アマゾンが今日あるのは発明のおかげです。私たちは一緒にクレイジーなことをして、それを普通にしてきました。・・・・・・・意外な発明から数年後、正しくやれば、新しいことは普通になりました。そして人々はあくびをするようになるのです。あくびは、発明者が受け取ることができる最大の褒め言葉です。私たちの財務結果を見ると、実際に目にしているのは、発明の長期的な積み重ねとしての結果です。今こそが、Amazonにとってこれまでで最も独創的であり、この移行に最適な時期ではないかと思います。」
この話をしていた。
Amazonのビジネスは、ベゾスが何もしなくても
成長するモードになっている。
Amazon以外の、ベゾスが手がけるビジネスに
とって、ベゾスがもっと時間を割ける様に
なる事は良い事である。
Amazonは、イノベーションを標榜する会社であり、
アップルよりも、投資している。
今後もそれは続くであろう。
今から思うと、引退を、示唆する動きは社内に
あった。
今後に注視したい。
「正しいやり方をすれば驚くべき発明も数年後には、新しかったことを日常にすることができる。そのとき、人々はあくびをする。あくびは、発明者が受け取ることができる最大の賛辞だ。私たちの財務結果で、みなさんが実際に目にしているものが、この発明を長期的に累積してきた結果です。今現在が、Amazonはこれまでで最も独創的であり、この移行に最適な時期だ。」
そして退任と同時に過去最高益。カッコ良すぎる!
2020年10~12月期決算は、純利益が前年同期比2.2倍の72億2200万ドル(約7600億円)と過去最高を更新した。
ただ、潔く完全に退いたビル・ゲイツとは違い院政を引くと思う。 公聴会に呼ばれたりとか政府対応とかが面倒くなったのだと思うw
クラウド部門での大型の買収など、新しい打ち手にも期待したい。