ワクチン売上高、1.6兆円 米ファイザー、21年見通し
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発売後の数カ月で売上高が150億ドル(約1兆6千億円)などという医薬品はこれまでは、さすがに存在しません。開発費に数千億円程度かかっているとは思いますが、それでも莫大な利益を生むことになろうと思います。
WHOの2021年1月下旬のまとめでは、新コロナ用ワクチン候補は60種類以上あるほか、そのほかに200種類弱の候補が臨床開発の手前の段階で研究開発されています。
パンデミックが過ぎれば、喜ばしくも、多くの開発中のワクチン候補は日の目を見ずに消えていきます。製薬業界は、そのような、ハイリスク・ハイリターンの世界にあります。決算資料によると、ファイザーがドイツのビオンテックと開発した新型コロナウィルスワクチン「BNT162b2」の売上高は150億ドル、生産、流通、ロイヤリティなどを除いたマージンは30%弱になる見込みとのこと。
ピニンファリーナに在籍中エンツォフェラーリをデザインした工業デザイナーの奥山さんが真のプロフェッショナルかどうかを分ける鍵が「一瞬めぐってくるチャンスをつかめるよう日頃から準備していること」とおっしゃっていました。
いつ巡ってくるか読めないパンデミックに備えて、ワクチン開発体制を整備していたファイザーもきっとそうなんでしょうね。肝はこのワクチンの根幹を成すmRNAのデザインは、ドイツのバイオスタートアップであるビオンテックが行ったこと。ビオンテックはトップ研究者かつシリアルアントレプレナーの夫婦が08年に創業。創薬におけるデータ処理のウエイト高まる一方で、国内勢は完全に立ち遅れた