金持ち企業ランキング1位「任天堂」 「オリエンタルランド」は57位に大幅ランクダウン
コメント
選択しているユーザー
現金の保有額を企業の優良さを表す評価指標として語られ、それが多くの人の関心を呼んでいることに日本人の現金主義が象徴されますね。
やるなら現預金ランキングに加えてその会社の総資産利益率とS&Pリターン比較を行なって現金を多額に持つことが株主価値に貢献しているかを見るべき。
日本人がこれから身につけるべきは投資脳。
注目のコメント
任天堂の金持ちぶりは今に始まったわけではなく。
昔から売上ゼロでも社員に50年ぐらいは給料払える資産があると業界内で噂されていたぐらい。
一時期スマホゲームの台頭でもうダメだと言われつつも依然として強い。近年もコロナ前から業績を伸ばしていた。にわかでは無い。
任天堂 売上高と業績推移のグラフで財務諸表の内訳を比較分析 2020 Nintendo
https://gurafu.net/jpn/nintendo
コロナ禍でもスイッチやあつ森のヒットで業績好調ですが、業界的にはタイトルの開発や発売時期の調整、遅れもあり、決してゲーム関連企業がすべて良いわけではありません。パブリッシャーやその外注開発企業によっては厳しいところもあるでしょう。
それでも、ハードウェアのプラットフォーマーである任天堂にとってはコロナの巣篭もり生活は全体的には追い風には違いない。
あと、20社中13社がメーカーというのは興味深い。
それぞれに独自の技術があり、高いシェアを保っているのが強み。
ただ、お金がある、儲けているということは、その分、儲かってない企業があるということ。コロナという不可抗力により業界間、企業間の貧富の差が拡大していくのは良いことではない。任天堂を含め、京都の企業が20位以内に3社入ってます。
(後はロームとオムロンです。)
その他、京セラや日本電産等も無借金経営を良しとする
思想があり、京都の企業はキャッシュリッチな場合が多いんですよね。
なお、経営学の教科書的な話をすると、
過剰な現預金はROAを悪化させます。
実質ゼロ金利な超低利回りで資産を運用するぐらいならば、
事業投資か配当せよというのが、セオリーです。
むしろ、レバレッジ効果のある借入をどんどんして
事業投資をどんどんする方が経営は効率的とされてます。
それを愚直に実行しているのが、ソフトバンクグループですね。
ですが、経営は山あり谷ありで、
常に効率的な経営が出来るとは限りません。
実際、ソフトバンクグループでは逆回転が始まると
資金確保の為に、種々の財産を売らざるを得なくなりました。
余剰の現預金が少ないと、事業の安定性が無くなります。
任天堂がキャッシュリッチなのは、
ゲーム製造販売という不要不急な業種で、
事業継続がとても不安定だからとされています。
実際、任天堂が苦境に陥った時期は何度かあります。
それでも、何度も復活してしているのは、
豊富なキャッシュを武器に研究開発投資を
惜しみなく継続してきたからと言われています。
本当にここまで必要なのか?という議論はあるでしょうが、
任天堂の株価を考えても、投資家から一定の理解は
されているのかも知れません。先日もNPでコメントさせて頂いた信越化学と、小さい頃から工場を覗きに行った、地元山梨のファナックがランクインしていて嬉しいです。がんばれ、日本の骨太企業!
https://newspicks.com/news/5567986?ref=user_5366684