生活保護申請ためらう理由に「扶養照会」 見直し求め署名活動
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ケースワーカーだった頃、ご家族の方が金銭支援をしてくれるパターンはほとんどなかったし、ご家族からの返事を待つまでの生活費も無いような場合も多かったので、早めに金銭支給をしていたことを思い出しました。
身元引受人がいないと手続きが進まない場合があるので、その辺りの制度を見直さないと家族への照会を見直すのは難しいと思いました。
注目のコメント
生活保護の家庭を多数見ています。
母子家庭や、親族疎遠、DV逃れなど、どう考えても親族には頼れないだろうと感じる家庭ばかりです。
そのような家庭において、親族に扶養照会をされてしまうと、身に危険が及ぶことは容易に推測できるので、今回の署名に関しては制度の見直しが必要だろうと考えます。この署名のきっかけは下記ニュースかもしれません。
【生活保護の扶養照会の「闇」 行政が大学生や80代の高齢者にも要求】
https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20210124-00218742/
扶養照会は虐待やDVを受けている場合は免除されますが、これを証明することが困難な部分が悩ましい。
また、これは就労できない証明にも通ずる部分があります(生活保護総額の半分が医療扶助であることを考えると、証明にコストがかかりすぎている感は否めません)。
今回の署名が今後の生活保護受給申請適正化を考えるきっかけになることは良いと思いますが、そもそも、なぜ生活保護ができたのか、どういう背景で現状のルールとなったのかをきちんと理解した上で、現代の社会情勢に照らし合わせて議論されることを願っています。
単に扶養照会をなくすか否かの二項対立にはしないでほしいです。
誰でも受ける権利があるからこそルールが重要なわけですが、だからこそ、申請する人も負担する人も納得できる仕組みにアップデートしてほしいです。