NY株反発、3万ドル回復 229ドル高、値ごろ感
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米国株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は前週末終値比229.29ドル高の3万0211.91ドルで終了しナスダック総合指数は332.71ポイント高の1万3403.40で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比5億1570万株減の11億0805万株でした。
全11セクターが上昇し、ナスダック総合は2.55%高と大幅反発し、先週末の下落幅を取り戻しました。先週急伸した投資家の不安心理を示すVIX指数は30.24ポイントと前日比2.85ポイント低下しました。
先週に相場の混乱を招いた個人投資家による投機的売買や投資家による空売りの手仕舞いも一巡したことで、空売りポジションの損失拡大によるヘッジファンドの破綻懸念や、換金売り懸念が後退し、リスクオフムードも和らぎ、幅広い銘柄が買い戻されました。
決算発表を終えたS&P500企業184社のうち、84.2%が予想を上回る利益を計上している中、今週はアマゾン・ドット・コムやアルファベットなど大手IT企業が決算発表を予定しています。新型コロナウイルス感染拡大による外出制限を背景に需要を伸ばしており、好業績を期待した買いが先行したものの、既に市場は織り込み済みであり、米国株式市場では決算の中身ほどポジティブな反応は見せない可能性があります。
米上院共和党は、約6180億ドルの追加経済対策案を公表。大人1人につき1000ドルの直接給付するなどの詳細を盛り込んだものですが、共和党案はバイデン大統領が提案する1.9兆ドル規模の約3分の1ということでまだまだ波乱含みなのは否めません。
株価上昇にもかかわらず、為替市場では米ドルインデックスは上昇しました。テクニカルな動きなのかも知れませんが、ポジション調整は、株式市場のみならずその他の資産市場でも見られています。ダウ平均は0.8%の上昇でApple、Microsoftなどのハイテク株中心に買われました。
ハイテク株の比率が高いNASDAQはAmazon、alphabetがおよそ4%高で終わり、全体でも2%以上の上昇です。
ゲームチェンジ関連で株価が下がったところを契機に、成長性の高いハイテク株が買われたと予想します。
日経平均先物も上昇です。