為替政策で「緊密に議論」と麻生氏、日米財務相の電話会談で
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今は副総理兼財務大臣として財政健全化の必要性を強調していらっしゃる麻生氏ですが、総理時代を含め、世界一の借金王を自認し政府紙幣を発行して財政を賄うことまで主張していらっしゃった時代が長いと記憶しています。ひょっとしたら、今の主張は以前の主張と１８０度違うと気付いていないんじゃないかと疑いたくなるほどの変わりよう。需要が供給力を生むとの持論に沿って、米国の歴史的な低金利環境を活かして超長期の国債を発行して財政支出を増やす方向を打ち出すイエレン議長とは、どちらのスタンスでお話されたものなのか・・・
ハト派と目されるイエレン氏は普通ならドル安を求めそうですが、財務長官として基軸通貨を守る立場だと、どういう姿勢を取られるか分かりません。「為替政策について日米財務大臣間で緊密な議論を行っていくことが大事」なことは共に異論のないところでしょうけれど、イエレン議長は果たして何を考えていたものか。
学者として一貫した論理を持っていそうなイエレン氏と “融通無碍”、“臨機応変”な麻生氏の電話会談ですが、どこまで話が噛み合ったものか、聊か気にならないでもありません f^^;
