日銀のETFのショック耐性は決して弱くないと言うけど、損益分岐点がたった一年で二千円も上昇した部分は、現在のバブル的な株高が実体経済に即した数字ではない以上、今後の株安の局面で日銀が「売るに売れず」損失を抱える結果を招くのではないかと心配だ。コロナ以前の日経平均株価の推移を見たとき、日銀が買い込むETFの二万一千円という損失分岐点のラインは楽観的な数字とは思えない。日銀のETF購入パターンには変化が見えると言うけど、対照的にETF購入の出口戦略の変化どころか片鱗も見えないので、最終的に日銀は含み損を抱えて、国民の負担として返って来るのではないか。
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