中国、1月の景況感51.3 コロナ再流行で2カ月連続減
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中国でも第3波は来ており、限界体制が敷かれています。
省・市・区単位で対応は分かれており、それぞれにしっかりとしたガイドラインが整い、企業も個人も厳粛にそれに従う。
健康アプリによるデータによる接触者把握も隔離体制も整備されており、国・地域・企業・個人などが抑え込みに一致団結する。
「20:00以降はなるべく家にいてください」みたいな曖昧な対応ではない。
2月は春節の帰省や旅行移動も予測値の40%まで下がることが予想されており、観光や移動の出費が下がること、上記のような規制で経済的ダメージはあるが、上記の通り早期復活のための再現性があるため、1年スパンで見れば6%以上の成長は固いのではと感じています。
注目のコメント
この1年の経緯を見ると、抑え込みによってマクロへの影響は限定的になる可能性が高そうです。ただし、今回の流行は農村部という広大かつリソースが少ないところでの感染が目立つので、今までと同じ封じ込めが効くかはまだわからないところもあります。
個人的に気になるのは、旧正月商戦の準備をしていた地方都市リアル店舗の人々。去年の旧正月が吹き飛んだ分、意気込んでいたでしょうに、よもや2年連続で需要が吹き飛ぶとは。感染拡大を受け、各地で厳しい感染拡大防止策がとられています。
例えば北京では、低リスク地域から来る場合でも7日以内のPCR陰性証明が必要です。私の周りでも、今年の春節は何処も行かずに大人しく北京にいるという人がほとんどです。
3月には全人代が開催予定ですので、厳戒態勢は3月中旬まで続きそうです。
人が動かなくなると、経済へのマイナスの影響は免れません。第1四半期の経済成長率には下振れ圧力がかかりそうです。とはいえ、去年のようなロックダウンはしていませんし、北京ではレストランなど消費現場は活況を呈しています。昨年1Qの成長率がマイナス6.8%だったことを考えると、今年の1Qは二けた成長は達成するとみられます。