TPP、英が2月1日に参加申請 発足国以外で初、春に交渉
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TPPに参加しても、輸出が輸入以上に増える見通しは立ちません。とりわけ、ヨーロッパの中でも工業力が劣る英国の場合、財貿易という観点に限れば、むしろ赤字が増える可能性の方が高いと考えます。
本来、貿易赤字は必ずしも悪いものではなく、それに適う投資マネーの流入があれば良いわけです。英国もむしろそちらに念頭を置いているのだとは思います。EUを離脱した英国にそうした魅力があるかは、また別の話ですが。英国は既に昨年半ばの段階でCPTTP現加盟11カ国とは事前協議をしていましたし、いよいよですね。
英国は現加盟以外で初の参加申請国、かつ国連安保理常任理時国ですが、それがどのような国であれ特別扱いしない、加盟したいのであれば現加盟国で決めたルールを尊重してもらうことになるというメッセージを、CPTPP参加意思を表明している中国等に発信する良い機会になります。
経済効果もあるでしょうが、英国のCPTPP加盟はアジア太平洋におけるルール形成という象徴的な意味が大きいと思います。英国のTPP参加は両者にとって極めてメリットが大きい。自由主義国家の開かれた経済圏を広げていくことは極めて重要。今後、世界がブロック経済化していく可能性は高いので