携帯通信大手の寡占が続きかねないMVNOの価格優位性をどう保つ?
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先日の総務大臣からキャリア3社への値下げ要請のシワ寄せが来た。
予想どおりたが、MVNO事業者からの物言いが入ったのだ。
MVNO各社からすると、主に低価格でキャリア3社との差別化をはかってきたのに、キャリア3社が値下げしたら選ばれる要素がなくなるのだから当然。
これまで総務省が低価格の通信サービスを実現したくて、MVNO事業者を作るように仕向けてきた。
キャリア3社のようにキャリアショップを構えて、端末補償からアフターサポートまでフルスタックでサービスを提供するのではなく、必要なものだけに絞って安くサービス提供をする事を目指してきた施策だ。
事業参入した企業が多くいるにもかかわらず、育ってきた目を摘むように、キャリア3社に値下げさせたら、結局元のキャリア3社の協調的寡占に戻るだけで、一体何がしたかっのか…。総務大臣の圧力が、MVNOの衰退や、キャリアの5G投資のトーンダウンにつながらなければよいが。
人口減によって利用者というパイは減るばかり。IOTなど新しいマーケットがどれだけ増えていくのか。在宅勤務者の急増で宅内Wifiへデータのほとんどは流れ、新しいマーケットを創造しなければ厳しくなる一方。一方ローカル5Gという新しい競争相手もこれからどんどん登場するだろう。
チキンレースで国民は喜ぶが、それは事業者が投資を続けられる間。それが止まったとたん、国民のクレームは爆発するでしょう。是非頑張ってほしい。