2500人が販売待ち! なぜ1個500円の高級トイレットペーパーが売れるのか
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望月製紙が販売する高級トイレットペーパー
「厚みを感じられるやわらかさ」「シルクのようななめらかな肌触り」が商品のベネフィット。製法上の特徴は「パルプを叩いて伸ばし巻き取る」作業を、じっくりと時間をかけて丁寧に行うこと。スピーディーに強く伸ばして効率性や採算性を追求する大手製紙会社の製法と真逆を張ることが差別化につながっているという。
当初は、日用品×高級品という難易度の高いニッチセグメントで苦戦していたが、2006年に贈答品という新たなポジションをとったところ、徐々に需要がつきはじめ、2011年に「アメトーーク!」が取り上げて認知を上げ、意外性×面白みも掛け合わさって、一気に火がついた。
顧客構成比が、誕生日プレゼントが70%、結婚式の二次会等の景品が20%、その他のギフトが10%というのも興味深い。特定の生活シーンにジャストフィットしないと着火しない、認知が決め手というニッチセグメントのマーケティング好例と感じます。
注目のコメント
昨年早々に長年お世話になっている方から羽美翔プレゼントしていただきました。自分じゃなかなか買わないものですよきっと。というコメントとともに。
素直にびっくりしましたが嬉しかったですよ。
まさに羽の肌触り。
一回は使ってみたいと思うのではないでしょうか。
この肌触り経験して見てほしいです。
こういう差別化、こだわりは地方の小規模でもできるといういい事例ですよね。
ギフトは本当にありです。
送り主からは「仕事も大変だろうけど苦労は水に流してね」とコメントが冴えられていました。素晴らしいなぁ。
トイレットペーパーというモノなんだけど、価値が他と全然違う。
お尻を拭くという機能的価値は他と同じ。もちろん柔らかいからお尻に優しいとかあるだろうけど。
でも大切なのは情緒的価値で、この素材感やデザインから感じる心の豊かさ、みたいなものなんじゃないかな。
やっぱそういうことなんだよなー。