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こう言う環境にいた人間からすると「女子は理系に行くな」説は信じられないです。皆、親から医学部に行け、と逆に過度のプレッシャーを受けていたくらいです。親は女でも一人で生きていける資格や技術を持たせるために、理系に進ませたがっている家庭が多い印象でした。(逆に資格や生きる術プレッシャーが強すぎて、芸術や文学への進学が少なかったです)
私自身、大学受験では建築学科と文系学科両方を受ける為、理系も文系も勉強したくちです。皆が理系ばかりを目指すので、芸術や文学や歴史や政治をやる奴がいないと、と思ったくらいで。そして大学に入ってから独学でコーディングを勉強もしました。今は仕事では使ってないですが、子どもにある程度基礎を教えられる程度なら知識が残っていて、今年からまた学び直そうと思っています。
同じ高校の友人で、文系で大学入学したが、卒業には理系に転部していた子もいます。逆に医学部に入って、のちに政策関連の文系に移った人もいます。
日本は理系と文系をパックリとわけすぎだと思います。海外では、複数専攻など当然で、理系・文系みたいな雑な分け方も存在しません。そもそも、学問を2つに大きく分けて、二項対立にすること自体が問題なのでは、と思います。
その典型がリケジョという単語で、理系/文系という二項対立に、男子/女子という二項対立まで追加して、かなり雑だと思います。
イギリスの高校の科目選択を目の当たりにしたのですが、もっともっと自由でした。(数学と文学とコンピュータグラフィックなどの選択も可能)
日本の教育は選択の不自由さからまず解放すべきと思います。
「日本人女子が科目選択やキャリア選択で冒険できない理由は「fear of failure(失敗に対する恐怖心)」にあるのではないか」という心理面の指摘も重要。
小林りんさんには、Waffle理事経由で海外の同じ分野の取り組みを行っている方をご紹介いただいたりして感謝しています。
さて、記事内にあるようにサイエンス・エンジニアリングの仕事をしたいと思う15歳の女性は3.4%、OECD加盟国ワースト1位です。(男性は7%なので統計的にみると女性の2倍。とはいえいずれも低い)
日本の工学部の女性比率は15%程度でOECD加盟国ワースト1位。工学部が男女半々になるまで77年程度かかります。(理学の場合は100年以上かかる)
日本の女性は他国と比べて理数科目は得意なほう(常にトップスコア)なのに、理系分野にいかないんです。
その原因は、親、先生、メディアからのバイアスが影響してます。
いまだに親ブロック(女の子だから文系でいいと言われる、データサイエンティストになりたくても医療系じゃないと学費払わないと言われる)あります。
なので、自信を与える、周りから応援される場所として女子中高生向けのIT教育プログラムの運営、
周りのバイアスや制度面を変えるための政策提言の両輪でやってます。
先日この問題を深堀する、官公庁・メディア向けのイベントをやったので、詳しい内容が後日でます。
ぜひフォロー&お見知りおきいただきたく存じます。
▼一般社団法人Waffle
https://waffle-waffle.org/
▼WaffleのTwitter
https://twitter.com/waffle_org/
STEMの領域に対する早い段階からの興味を持ってもらうために、大学だけでなく高校や中学から、エンジニアや研究者の仕事内容を説明したり、経験してもらうような取り組みを弊社でもしておりました。
IT技術者になるには、理系出身である必要があるかどうかをよく聞かれるのですが、全くそんなことはなく、はいってからの研修の場がコンテンツの種類含めて多数そろっていますから、そこで皆さん学び吸収して、STEMにそこから興味がわく人も多数いらっしゃいます。
エンジニアに対する興味、自分で作ることの楽しさ、まわりの環境も、挑戦することに対する応援と勇気付けがこれからも必要ですね。
他国と比較して明らかに特異な傾向が出ているわけで、日本の制度や文化、特に教育に原因があることは間違いないです。だから、その偏りを是正する取り組みが必要なんです。
ライフイズテックのIT・プログラミングスクールは、男女比ほぼ1:1にまでなっており、業界内では異色の存在ですが、最初は3:1くらいでした。
しかし、女子向けのイベント"Code Girls"をやったり、女性メンターの比率をまずは高めたり、女子が最初に参加しやすいコースを設けたり、女子校と連携した学校イベントやったりと、いろんな仕掛けをしたことで、創設8年目くらいから、男女比ほぼ1:1と言えるようになりました。
何が言いたいかと言うと、いろいろ仕掛ければ状況は改善するということです。ただ、この特異な状況と向き合わず、ジェンダーギャップを埋めるアクションを否定すると、この状況は固定化します。そして、その結果が2021年の日本社会です。もういい加減変えないと。
教育において「女性だから、女の子だから、、」という視点がまだまだ残っている日本。経済大国3位にもかかわらず、ジェンダーフリーがここまで遅れていることに驚きます。
そして失敗に対する恐れの強さもありますよね。アメリカでは失敗しても、“so what? だから? Try next time! 次があるでしょ”という失敗に対する恐れは薄いと感じます。
幼い頃、仲が良かった男の子たちと木登りをして、登ったはいいけど高い木から年上の男の子たちが次々に地面に飛び降りていき、怖気付いている私に父が放った言葉を思い出します。「男の子だって飛び降りれるんだったら、お前にもできるはず。飛び降りて死ぬわけじゃありまいし。たかだか骨一本折れるぐらい」 単純な私はスッと気が楽になって、飛び降りたことを鮮明に覚えています。きっと父は男女だから違いはないということ、失敗を恐れるなということを伝えたかったのかと。
日本の女性がもっともっと活躍する社会を創っていきましょう。女性のパワー&可能性は無限大です。
「成功しても失敗しても致命的なダメージを受けにくい若い頃から、たくさんの挑戦を経験することがより大切」
本当に大切ですね。
私たちもEqualityについては今年から地域格差の問題に微力ながら取り組みます。
幼少期からの数字対する自信、ひいてはGrowth Mindsetの獲得を通じて子供たちの可能性の最大化を全力でサポートします!
私は学生の頃は生物系だったので、うちの大学よりかは多かったのは確か。医療系に親しい科目だったからかもしれない(生物系、化学系は女子多い印象)。とはいえ、少ないのは確か。
親の世代、教員の世代が男女の性による固定概念を自覚するだけでも、生徒への刷り込みが和らぐ気がする。また、どういう成績であれ、生徒の意向に沿った進路選択をさせてほしいと思うし、意向をサポートしてほしい。また、そもそも科学分野に興味持たすアウトリーチ活動も必要なんだと思う。
興味もないのに、理系科目が多少成績良かったというだけで、出願して合格して入学して、入学後の勉強に苦労している学生もいる。そういうのは不幸。また、就職がいいということで志望しても、なかなかモチベーションが湧きづらい。やはり、やりたい勉強として科学分野を選択するような、情報提供をご家庭でも学校でもしてほしいところではある。昨年来のコロナ報道を見るにつけ、世の中、科学的な視点というものの存在は稀有とも思えるのだが。。。
因みにコロナ禍で企業に付随する健保も、病院側も早めに崩壊しそうで2050年まで持つのだろうか…と不安な母。