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独当局、アストラゼネカ製ワクチン、65歳以上に推奨せず

日本経済新聞
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  • 独立系臨床薬理コンサルタント Clinical Pharmacologist

    世界各国で医療従事者→高齢者→その他というワクチン接種の優先順位付けが行われているようだが、語弊を恐れずに言えば、承認されたばかりの新薬を高齢者に集中的に使うというのは一般的にはあまり誉められたこととは言えない。治験での投与例数は限られたものなので、特に臨床使用の初期段階は使用経験積み上げのフェーズであり、高齢者に使うとしても慎重に健康な人から使っていくという、優先使用とは真逆のアプローチが取られるべきである。このニュースはそのわかりやすい例と言える。

    新コロ感染により重傷化しやすいのは高齢患者であることは確かにわかるが、ワクチン接種の公衆衛生的な意味を考えると、感染の上流を抑えにいくのも一つのアプローチであるように思う。感染者が一番多いのは20代で若者から高齢者に感染が広がり、人口あたり感染者数が多いのも大都市圏であり都市部から地方に感染が広がるという構図があるなら、ワクチン接種に関する限りあるリソースを効率的に使う意味においても都市部の若者から接種を開始する方が理にかなっているように思う。

    医療従事者から接種を開始することに関して「実験台」と評して懸念が示されるくらい、特にワクチンの安全性に一際慎重なこの国においては、高齢者の優先接種だって必ずしも好意的には受け入れられないかもしれない。お上が接種順を決める方式ではなくて初めのうちは手上げ制にするくらいの方が、この国には合っているのかも。これだけ海外でも接種が進んでいる状況ですから、僕は真っ先に手を上げますけどね。


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