FBが最高益、1兆1千億円 10~12月期、広告好調
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日本ではFacebookそのもののユーザ数の伸び悩みからネガティブな見方が強いですが、そんな日本ではInstagramは絶好調。このコロナ禍でFacebookプロパティにおけるユーザの滞在時間はきっと増えたことでしょう。
そして何よりも広告の機能高度化(ターゲティング精度向上に伴う広告表示当たり収益の増大)と掲載面増加(広告表示回数の増大)、そしてコロナ禍におけるeコマース市場の増大。
まあ、そもそも売上の98%を広告に頼るFacebook社。全てにおいて、Facebook社にとって2020年は最高な年だったと言えるのではないでしょうか。FBの2020Q4決算です。CFOの2021年見通しコメントが色々な意味で示唆に富んでいるので見ていただきたい。iOS14の仕様変更によるFB広告への影響はQ1の終わりから出てくる模様。
2020年12月のDAUは18.4億人で前年比11%成長ということは、1年間で約1.8億人増加。いまだに凄まじいペースで成長しているのが分かる。
従業員は1年で30%も増加して、58,604人。現預金は$62BN(約6.4兆円)。
それにしても、税率(Effective Tax Rate)の低さが目を引く。2020年通期では12%(2019年は25%)。欧州を中心に進んでいるデジタル課税の議論が更に進む予感。
https://s21.q4cdn.com/399680738/files/doc_news/Facebook-Reports-Fourth-Quarter-and-Full-Year-2020-Results-2021.pdf最も注目したのは北米において、DAUが下がった事、にもかかわらずMAUは上がっている事。
史上初めて北米DAUが下がったのが前Qに続き2期連続にて、下降トレンドが鮮明となった。
一方でMAUは上がっている。要因としてOculusのメンバーシップをFBに当期において統合したのでその要因がいくばくか知りたい。そのせいであれば自然、そうでないとすれば、要因は2つ想定され、ひとつは利用者数が増えた、あるいは利用頻度が下がった。なんらかコロナの行動変容が理由か。
なおいくつかコメントされているもののDAU/MAUにはインスタ、Whatsappのそれは含まれていない。