滴滴出行、トラック輸送部門向けに15億ドルを近く調達へ-関係者
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新興国(といっても巨大サイズの中国をどう位置付けるかという話はあります)でのロジスティックスは、まだまだ需要が伸びます。加えて、テクノロジーを活用した効率的な配車や管理によって、既存のやり方では行き届いていない部分での成長が十分に見込まれるでしょう。DiDiは東南アジアなどにも投資をしています。
また、投資家もそうそうたる名前がつらなっています。このうち、カントリーガーデンは、マレーシア南部のジョホールにあるイスカンダル地区でフォレストシティを開発しているデベロッパーです。本件については、過去、私がNewsPicks在籍時に現地取材もして記事を書いています。
3回連載の第1回記事はこちらです。三井物産の動向にも触れています(時間がたっていますのであくまで取材当時の情報です)。
https://newspicks.com/news/2125330/
カントリーガーデンについて、特に海外進出については日本語ではあまり記事がないかと思います。フォレストシティについては、かなり話題になりましたが、そのデベロッパーが中国系だというところでとどまっており、カントリーガーデンについて切り込んでいる日本語情報は非常に限られます。(英語や中国語ではあります)この領域は前から他の企業が強かったが、DiDiが技術力と知名度で一気に攻勢をかけるという事でしょうね。
これによって社会の運送効率の向上とトラック運転手の待遇改善はかなり進みそう。
車両の温度管理とかもテクノロジーで解決するでしょうから、コールドチェーンの途中で節電のために冷凍庫の電源を切ってしまう問題とかもかなり改善しそう。この、既に複数のユニコーンを含めた強者がいるレッドオーシャンに後発で飛び込むことをいとわない、というのが中国という市場の特色。他ではありえない。
理由は市場がどこよりも巨大でアップサイドが高いわりにまだ未成熟フロンティアが広大だからという外部要因もあるが、中国独特の旺盛な起業家精神という内部的要因も、他国のそれと定量比較は難しいにせよ強く作用していると見る。