【体験記】福利厚生で卵子凍結した女性のホンネ
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卵子凍結は、妊娠する力が強い卵子を若いうちに採取して眠らせ、使う時に融解して使う技術。
私の周りでも卵子凍結をする女性が結構多く、知った時は驚きましたが、今ではこれがシリコンバレーのスタンダードになっている気がします。(日本では、まだあまり馴染みのあるものではありませんが、凍結している女性もメディア業界では結構いたりします。)
卵子凍結自体は個人の選択で、メリットとリスクを知って判断するのなら、将来の選択肢が増えること自体は私はとても良いことだと思います。コストの高い手術を日本の企業が福利厚生で負担するという議論は日本では生まれにくいと思いますが、大切なポイントはこの制度を日本に入れられるのかという話の前に「インクルーシブ(あらゆる人が孤立排除されない包摂的な)な環境を作る」ということなんだと思います。
女性進出をサポートというならば、「子供を持つ女性」とともに「子供をこれからもちたい女性」の話もするべき。不妊治療ということであれば、男女のカップルだけでなく、女性同士、男性同士のカップルの話も一緒に議論しよう、というのがアメリカのトップ企業のトレンドです。
日本はこのインクルーシブな環境をどこまで作れるのか、今後も取材を続けたいと思います。私の周りでも、10年ほど前から卵子凍結はホットな話題で、凍結する人が。
日本での話ですが、凍結しにいったらお医者さんに「凍結したまま、取りに来てもらえない卵でいっぱいなんですよね。は~(溜息)」と言われた同僚も。確かに、いつ使うか分からない、、、でも、いつかの時の為にと先生に頼み込み保存したそうです。また、親?姉?心から、得てしてオーバー40による、20代、30代への「絶対!保存しておいた方がいい!若い時の方がいいわよ」という‟凍結勧誘”の光景も目にします。
記事にあるように、「仕事優先」のプレッシャーとも受け取る人もいるのか、と思いました。
卵子保存するのは一、選択肢に過ぎませんが、やはりそれを会社がバックアップしてくれるマインドってやはり素晴らしいなと思います。
ちなみに、私も番組で取り上げたりと、、日本では「フェムテック」のワードをよく見ますが、アメリカの話を聞くと、さらにもっと広義は「ファミリーテック」の話が出てきます。(婚姻に限らず、人生のヘルスやプランをサポートする意味で)選択肢が増えることはいいことです。
ただ、大前提として、妊娠出産育児しながら働き続けることを受け入れる社会の雰囲気がもっと醸成されてほしいなと思います。技術の進歩・活用と同時並行でよいので。