EV駆動用モーター、内製化に必要な会社を買収へ=日本電産会長
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国全体がEVへの流れに大きく舵を切るタイミングですぐに応答できることが凄い。もちろん日本電産のようなグローバルに勝負している企業は世界的な動向をみて事前に判断しているが、他の国内企業のスピード感と違っているところが特筆すべき点だと思う。
M&Aを繰り返して買収による企業価値増大の実績・自信があり、またそれを支える財務的な体力を持ち、なによりもトップダウンでそれを決断できることが最大の強み。この決断に関する経営資源は他社は持ち合わせていないことが競争優位の源泉であることは明快だ。
EV化に世の中が大きく動くという市場環境の変化にも対応できる競争優位性、永守氏が健在の間は日本電産の強さは続くだろう。日本電産の昨日の決算発表、2020年4~12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比24%増の1155億円というのは、ポジティブサプライズ。PC用の精密モーターなどが巣籠消費で大きく伸びた。しっかりとこうした利益を将来のEV用モーターの内製化に投入し、キーコンポーネントの技術の内製化をすることはまさしく経営だと思います。トラクションモーター事業は投資が先行し、利益性は一時的に悪くなっていますが精密小型モーターが良い時期にしっかり投資を先行しておくことで、これからのEVの伸長に備える、さすがです。
日本電産もトラクションモーターで内製化を目指すとのこと。技術を包囲し、自社独自の技術として確立することで、サプライチェーンに必ず入り込むことが可能となります。電動車がルール化され、市場に普及することが予想される中、日本電産は磐石の地位を掴みにいきますね。