一生懸命がんばることをやめた僕が気づいた「いい会社に入ること」より大切なこと
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誰にとっての「いい会社」なのか。私自身、これまで数社経験してきたが、ある会社に転職が決まった際、「すごいね!」「いいね!」「ずっと働けそうだね!」という言葉を沢山頂いた。確かにその会社は誰もが知っている会社で、女性社員の働き方にも柔軟に対応しており、福利厚生も良かった。
しかし、実際入社してみると、私とは合わなかった。最初の数ヶ月、文化の違いに驚くどころか対応できず四苦八苦した。今では良い経験だが、「いい会社」というのは、何を以って良いのかを自分自身でしっかり考える必要がある。
注目のコメント
以下の内容は学生さん~新卒入社数年内の方向けです。
この本は、一生懸命頑張ることが無駄だとは言っていない。ライフステージに合わせた方向性を考えたほうが良いと言っています。各自の方向性、各自の範囲で、一生懸命頑張ることをあきらめないほうが良いと思います。
「良い会社」については、20代におけるメリットは大きいので、大学生の方の進路の方向性として、「人気のある企業に行けるなら行く」ことをお勧めします。(特別な起業の才能があり大学時代から実行しておりそれが軌道に乗る可能性がある方は、「良い会社」に入ることの相対的な価値が低くなるのでお勧めしませんが、それに該当する人はほとんどいません)
一般的なイメージでの「良い会社」のメリット:広く仕事に係わるいろいろなことを学ぶ圧倒的に優れた環境がある(ヒト・モノ・カネ・情報がそろう)。低スキルの時は、大きく成長させるベースが学べる。入社したこと自体がプラスの経歴になる。
デメリット:古いタイプの人事制度を持つ企業に限れは、新卒後一通り学んだあとのスピード感がない。一歩づつ上位ポジションに行かなければその後の「やりたいこと」ができないので目指さざるを得ないが、差がつく部分が「上司評価」なので仕事の本質以外の競争に走る人が結構多く、その会社に依存せずに仕事を学びたい人には無駄が多い。
いずれにしても、新卒~数年間は、ほとんどの方にとって効率よく仕事を学べる場となります。大多数の方は、新卒後3年間は得をし、逆に企業はこの間で給与と教育費を回収できず持ち出しといわれています。この特権を最初から使わないのは惜しいと考えます。やりたいことに向かったり、ストレスレベルを下げることを考えるのは、そのあとでもできます。人気企業に入ることが幸せとは限らない。
内定をもらい、入社するときは、「すごいね」と言われるかもしれない。それが嬉しかったりする。
でも、それは表面的なこと。自分にとって本当に価値がある企業とは限らない。人は誰だって、懲りずに間違った選択をする。
自分に落胆することなく、経験から学んで、少しずつ自分が求めるものを見極めていけばいいんですよ。