脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
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脳へ電極による刺激で鬱病を治療しようという試みは10年以上前からされていますが、再現性の課題などがあった中で、回路のターゲットをパーソナライズすると成功率が上がるという新しいアプローチです。こういった研究が増えていくと脳深部刺激療法が実用化されていくと思います。
論文はこちら
https://www.nature.com/articles/s41591-020-01175-8
注目のコメント
Nature medicine での驚くべき成果。根源的な問題解決ではなさそうだけど、応急措置でここまで感情をコントロールできる可能性があるというのはすさまじい。
【女性患者は覚えている限り5年間、一度も笑ったことがないほどの重いうつ病でしたが、神経マッピングによって発見された最適部位に電気刺激が行われると
「突然、心の底から本物の歓喜と多幸感を感じ、世界に色が戻ったように感じて笑みが絶えない状態に変化した」
とのこと。。。
ある場所では「うずくような喜び」が起こり、他の場所では「霧が晴れたような覚せい感」を覚え、また別の場所では「良い本を読むような穏やかな喜びの感覚」を感じたのです。この結果は、私たちが感じる様々な喜びにはそれぞれ担当する回路が存在していることを示しています。】