「私は死んだのですか」運転手に聞いたタクシー客 震災と幽霊の深い関係(GLOBE+)
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以下は読んで泣いた。
> 金菱さんが出版された手記を手渡しに行くと、ほとんどの人がその本を大事に仏前や遺影の前に置いた。震災後、心理カウンセリングなどを受けていた人が多かったが、それで「心が楽になる半面、生き残った自分が大切な家族を忘れてしまうことに、罪悪感を抱え苦しんでいた」という。だが、本は死者との記憶を「冷凍保存することができる」。
幽霊譚もとても意味深いものだと思う。調査する中で「幽霊が出ない町」があることが分かったが、その町はもともと漁師などで海に出る人が多く、海で行方不明になった生死不明の人を時間の経過をもって「死」として受け入れる文化が根付いている町だという。
逆に考えれば、ある日突然沢山の人が波にさらわれて行方不明になってしまった多くの町では、そのことを受け入れる準備ができておらず、どこかを彷徨っているかもしれない魂の存在を感じながら暮らさずにはいられないのかもしれない。
被災を経験していない身ではあるが、災害への備えとともに死者と生者の関係性ということにも思いを致す10年目にしたいと思った。