ANAが「仮想旅行」展開へ、「FF」の田畑端氏がプロデュース
読売新聞
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旅行はリアルでこそ価値があり、旅を仮想にすると、もともとの仮想世界には、なかなか敵わない。
具体的に言うと、もし旅をオンラインで代替するとすれば、海岸沿いをドライブするバーチャルツアーより、背中に羽を生やして仲間とドラゴンを倒して財宝を手に入れる冒険の旅のほうがエンターテインメントとして人々をより強く魅了してしまう。
旅のオンライン化は、もともとオンラインを強みとするエンタメに敵わないんですよね…。そのかわり、バーチャルでは、視覚と聴覚には訴えますが、味覚、触覚、嗅覚は弱い。
旅はリアル世界で、五感に訴えるものを生み出して勝負をしていくべきかなと思っています。2日前にコメントしましたが、ANAHDが取り組む非航空収益事業の「航空に留まらない価値を創出」が今回発表された「仮想旅行」なのでしょうか。確かに「グループ事業におけるビジネス・モデルの変革」の一つではありますが「新しいプラットフォーム・ビジネスの具現化」にはとても見えません。
「仮想旅行を世界展開して旅行の魅力を再確認してもらい、激減している訪日需要の喚起にもつなげたい考えだ。(記事から引用)」
ANAHDの狙いも理解出来ます。しかし、利用者が仮想旅行で現地に行った気になってしまった結果、現実の旅行にまで結び付かないのならば本末転倒です。是非、仮想旅行からリアルな旅への流れも作ってもらいたいです。