会社に申請しない人が8割──社員の複業状況を可視化する新サービス パーソルが提供
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副業推進で自律を促そうという趣旨なのに、所属企業が副業状況を管理するという違和感。
単に副業を新たな教育機会、OOOJT(Out of Office On the Job Training)と位置づけてるだけなら理解できますが、それって結局どこまでいっても従業員は会社のモノって思ってるんだろうな。うーん。これだけ見るとなんとも言えないですが、このスキームの導入目的は「会社が管理したい」のか「複業者本人のwillとして」なのかが判然としないのでモヤモヤします。
複業をやっている人間からすると「複数の先の時間管理とタスク管理を自分でやらねばならないことが問題なのであって、複業先の会社で管理されるのは正直タスクが増えるだけ。
(労働時間管理の問題の解消だけなら理解できますが)
複業をしていて一番ボトルネックになると感じるのは、複業先の会社から過干渉されることだと感じています。
根っこには「他でやるくらいならうちでやる時間を増やせ」とか「他の複業先で割かれる時間がマイナス評価になる(=専業だったらもっとできると思われる)」、「うちだけにコミットしてほしいという独占欲」とか「時間的に本業に専念しない嫉妬心」とかが一番厄介な問題。
それより複業者のタスクやスケジュールコントロールができる仕組み(例えば一つのスケジューラーに入れたら自分は全部見えるけど複業先からは自社該当部分しか見えないような)の方が有用だと思ってます。副業に対しての価値観は企業それぞれではあるものの、パーソルさんのような仕組みがあるということは、一石を投じる意味合いも大きいし、良い取り組みですね。
ただ、本システムを導入する会社が副業についての管理をどこまでしなければならいのか(本来副業を含めた場合のストレスチェックなどは自己責任の範囲でやるべきと個人的には思います)といったコストを考えると、経営者や人事部の方々のストレスはかなり増えるんだろうな・・・とややシンパシーを感じてしまいます。従業員も社内における規程などで義務化されない限り、申請しないという状況は変わらないでしょうし。。。