【3分解説】バイデン就任式の「3つのポイント」
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とても堂々として、奇をてらわない良いスピーチだったと思う。
ポイント3つとありますが、とにもかくにも民主主義の回復と連帯、これに尽きる内容だったと思う。
一点、
「同盟関係の修復を明言し、民主主義のリーダーとして再び世界に返り咲くと明言した形だ。」
ここは解釈の余地があると思います。
国際協調主義に戻るというのはその通りだが、世界のリーダーとなるというのは明言してはいない。該当箇所は And we'll lead not merely by the example of our power but the power of our example. まあそう取れなくもないが曖昧。
トランプ前、バイデン自身がバイスだった時から既に実質的には世界リーダーとなるつもりも能力もないという状態だったわけで、わざわざそれを就任式すなわち実質的な世界に対する所信表明演説において言及するだろうか。米主要メディアざっと見てもそのような論は見かけない。
注目のコメント
キーワードは出来てないことの裏返し
オバマ yes we can ←困難を克服する自信を失っている
トランプ make America great again ←greatでなくなってる
バイデン unity ←分断してる
ということでしょうか
unityは精神論としてはわかるものの、なかなか具体的な打ち手につながらないのが厳しいところ
根本治療のためには新産業への転換、格差の是正、ダイバーシティの推進など大掛かりかつ長期的なアジェンダになりますねロックダウン、グローバル化、環境対策、正論に思える事の被害を一番受けるのがトランプ支持者です。だからこその命懸けの抵抗であって、その半数の人々にどれだけ丁寧に説明し、移行のプロセスをデザインするかが鍵だと思います。
詩人アマンダ・ゴーマンさんの詩「The Hill We Climb」で言われている、「我々は完璧を求めている訳でなく、多様性を認め合う国家を求めている。我々の間にあるものでなく、我々の未来にあるものを見ようではないか。」という言葉は非常に重要だと思います。完璧を求め過ぎると、それは同時に多様性を排除する事にも繋がりかねないと思います。
それにしても22歳であの堂々とした、心に訴えかける朗読は凄いですね。さすがプレゼンテーションの国アメリカ。バイデンがアメリカ大統領に就任しました。
約20分に渡った就任演説の要点3つを、解説付きでまとめました。
トランプ前大統領の4年間では、政治は常にリアリティ・ショーのようでした。
毎月のように政権幹部が辞任し、大統領選では今まで注目されたことすらなかった議会での正式承認の場に暴徒が乱入しました。
こうした激しすぎる出来事に比べると、バイデンの就任式は安定していて、慣例通りでした。しかし、バイデンの考えている重要なこと、アメリカの課題や未来が詰まった演説ではあったと思います。
さらに、アメリカではバイデンの演説以上に22歳の女性詩人が詠み上げた詩に注目が集まっています。
「就任式の主役だった」と絶賛されている、希望が詰まった彼女の演説もまとめてみました。