【落合陽一】アフター・トランプの世界のゆくえ
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津山さんの見方はかなり中道リベラル寄り的でナイーブ過ぎるんじゃないかなあと私には思えました。
若者の多くはトランプよりバイデンを支持していたという話でしたけど、更にその内訳は確か、バイデンら中道リベラルよりもサンダース勢力を支持していた人たちが多数だったというお話だったと思います。
結局、渡邉先生も言及していた、上下対立の話のバリエーションに過ぎないように私には見えます。
これまでの中道リベラルそのままのやり方では、その層に見放されて終わりなんじゃないかな。
私は、渡邉先生が話していた、今のアメリカの分断はグローバリズムを取り巻く考え方での対立が中心だという見方に同意します。
渡邉先生が、極右層と極左層が反グローバリズムという点で合致し得るという話をした時に、落合さんが「そんな奇妙なことがあるのか、信じられない」という感じのリアクションだったのが、私の中では一番印象に残る場面でした。
落合さんの語ることは非常に示唆的でいつも面白いんですけど、やっぱりこの方はエスタブリッシュメント層の方なんだなと思いました。今週のWEEKLY OCHIAIは、バイデン大統領就任式直前のアメリカ特集。リアルな今のアメリカと、バイデン大統領の就任式のポイントとこれからが少し見えてきたと思います。
タイトルはトランプ禍のようなものからのグレートリカバリーを表しているかのよう。
内容の感想をメモってみました。
https://note.com/noeldata/n/n3a2109e2665fアフター・トランプという、アフター・コロナに例えられる程の衝撃的なトランプの4年が終わりました。パパ•ブッシュの湾岸戦争開戦の1990年に渡米、クリントンの就任式もDCで期待感を持って感じたことも、昨日のことの様に覚えています。オバマの勝利の興奮も、トランプの登場とヒラリーのまさかの敗退、そしてコロナもあっての今回のバイデンの逆転劇も、身震いをしながら見つめていました。ボクは、「米国の理想や理念を掲げて新たな時代を切り拓いていく姿勢がダイスキです。」建国の理念を今も胸に、1789年の憲法制定以来、1万件以上の修正案が議会に提出し、27回も憲法をアメンドし、新たなより良い未来を創っていこうとしています。その勝手な正義が戦争を引き起こしてしまったこともありましたが、この壮大な実験国は世界にとっても希望の国でした。トランプの罪は、その理想(建前)を、利己的な現実(本音)で塗り替えようとしたことだと思います。PC(ポリティカリー・コレクト:言語表現や創作物、社会制度などからあらゆる差別をなくそうという考え方)を、その利己的で見苦しい本音で凌駕しようとした4年であったと思います。今、米国は、元の軌道に戻しつつ、ここで学んだことを血肉にして、さらに進化していくものと信じます。
